風水上で問題がある場合、改善策を考えてほどこす必要があります。
見える形の上で問題があれば、見える形での改善が必要となります。
また、方位での問題があれば、方位の上での改善が必要です。
見える形での問題点とは、形殺(けいさつ)とよばれるもので、広い範囲では見える景色そのものといえます。
たとえば、住居ならその家を取り囲む建物、玄関からみえる景色、周りの道路等です。
これらが形殺となっている場合、見えなくする工夫が必要となりエクステリア、外構や庭での改善が最も有効といえるでしょう。
たとえば、植栽や塀などを設置することによって、これらの形殺を見えなくするのです。
また、室内の形殺もあります。
たとえば、ドアとドアが対面してる場合、その部屋をつかう家族同士が対立しやすくなる形殺です。
この場合、もっとも効果的な方法はどちらかのドアを別の場所に移すことです。
新築の設計段階であれば、こんな改善方法は比較的容易なことですね。
しかし既存の建物の場合、こんな風に風水改善するのは簡単ではないでしょう。
その場合、どちらかのドアに目かくしとして、暖簾をかけるという方法を使います。
こうすることで、衝突する気を緩和させ、殺(良くない気の流れ)を改善するのです。
ですから既存の家の場合、このように大がかりな改装などを必要とする風水改善と、比較的簡単な目かくし的にできる方法どちらも提案できます。