第3回 学びを人のために ― 『論語』にみる学と徳のつながり

『論語』には、次のような言葉があります。

「学びて思わざれば則ちくらし、思いて学ばざれば則ちあやうし」
(学ぶだけで考えなければ理解が浅く、考えるだけで学ばなければ危うい)

孔子先生は、学ぶという行為を“知識の習得”で終わらせずに、“人の役に立てる智慧”へと高めることを重んじました。

つまり学びとは、自分の中で熟考し、他者との関わりの中で実践することで初めて生きるのです。

風水や四柱推命、奇門遁甲などの技法も、ただ覚えるだけでは十分ではありません。

「この玄関の方位は良い」「この時期は結婚には凶」と単純に判断することよりも、その言葉をどう伝えるか?

相手を思いやる心がなければ、学んだ技法は本来の力を発揮できません。

朱子学では、「格物致知(かくぶつちち)」――物事を深く探究して、正しい知を得ることを学びの根幹としました。

これは単に知識を集めることではなく、学びを通じて自分の徳を磨き、人に尽くすことを意味します。

「格物致知」は、朱子学の根幹をなす考え方であり、風水を学ぶ者にとっても大切な指針です。

現代の学習姿勢でもそれはまったく同じです。

自分のためだけに知識を蓄えるのではなく、その知識を誰かの助けや気づきにつなげること。

それこそが“学びが生きる瞬間”です。

風水を学ぶ学習者にとっても、学びの最終地点は「自分のため」ではなく「人の幸せのため」。

知識が徳に変わるとき、風水は真の力を発揮します。

次回は、この徳について掘り下げていこうと思っています。



伝統風水師に直接学べる講座はこちらです⇒風水師入門講座
伝統風水の通信講座はこちらです⇒伝統風水初級通信講座

>

関連記事

  1. 秀山先生でなければ、ここまでの理解は得られなかった

  2. 各種講座のお申し込み、お問い合わせ

  3. 伝統風水中級講座

  4. 『論語』に見る学びの喜びー第2回 なぜ学ぶのか

  5. 伝統風水初級講座

  6. 風水を学ぶ正しい方法があります

秀山のプロフィール

秀山

プロの風水師として27年間風水鑑定を行う。

この間の風水鑑定件数2547件。
四柱推命などでは4201件を鑑定.

これまで日本全国47都道府県で出張鑑定し、一年間で売り上げが3倍、従業員数が7倍となるなどの結果を出している。

また風水講座も主催し、これまで301人の生徒が受講。

現在も伝統風水および各種占術の集中講座を行なっている。

くわしくはこちらをご覧下さい。

運が良くなる5つのポイント動画プレゼント

見るだけで運がよくなる5つのポイントの動画をプレゼントします。

リンク先からお名前・メールアドレスをご記入しお申し込み下さい。

動画視聴のご案内がメールで届きます。


家和して万事なる動画
運が良くなる5つのポイント

約1時間の動画セミナーです。

運を強化して、努力が何倍にも加速する方法です。

動画のさわり部分をリンク先で公開しています。



>>動画のプレゼントページはこちらです<<

伝統風水レポートプレゼント

伝統風水について建築家と対談し、書き起こした風水レポートをもれなく無料プレゼント!(PDFファイルです)

お名前・メールアドレスをご記入しお申し込み下さい。
レポートのダウンロードのご案内がメールで届きます。


幸せを導く住まい造り
A4サイズで18Pになります。

一級建築士が持参した平面図をもとに伝統風水の観点からアドバイスを行いました。
建築家としての素朴な疑問にも明快に回答いたしました。

これから家を建てようとお考えの方には一度読んでいただきたい内容です。


無料レポートはこちらのページからお申し込みください。