水法を実践する場合、まず最初に、玄関や門(この場合はビルのエントランス)にて建物の向き(坐向ざこう)を測定します。
次に、玄関や門の雨が当たるか当たらないかの位置に立ち、向かってくる雨水(来水らいすい)と去っていく雨水(去水きょすい)の角度を測定します。
このとき向かってくる水(来水)と、去ってい水(去水)をイメージするのがもっとも難しい作業となります。
建物の坐(ざ=向きの反対側になる方位)と来水との関係
建物の坐と去水の関係
それぞれからナンバー(九星数きゅうせいすう)を導き出します。
九星とは以下の九種類の中国での星の名をいいます。
貧狼(とんろう)、巨門(こもん)、禄存(りくぞん)、文曲(ぶんきょく)、廉貞(れんてい)、武曲(ぶきょく)、破軍(はぐん)、左輔(さほ)、右弼(うひつ)
坐と来水の関係から文曲水となり破局(凶)です。
来水は収入を表し、この場合の意味は以下の通りです。
男女共に淫乱・酒と賭博・離婚・訴訟・家族の不和・冷たい家族関係など。
去水はこちらになります。
坐と去水の関係から巨門水となり、またまた破局(凶)です。
去水は支出を表し、意味は以下の通りです。
訴訟の巻き添え・一家離散・破産など
このように来水去水ともに凶の場合は真の破局となり、凶作用も強くいち早く対処が必要となります。
対処方法は二種類あります。
玄関や門から、見える角度の雨水(来水去水)の角度を、植裁、塀などで変更する、外陽造作法(がいようぞうさほう)
建物内において、神札や仏壇などの向き、神位(しんい)を変更する内陽造作法(ないようぞうさほう)
とがあり、その住居にふさわしい方法を使用して、改善策を施していきます。
すると、事業を行っている場合来店が急激に増えたり、売上が一気に上がったりすることもあります。
また、一般の住居では長年苦しんでいた持病が改善したり、子供が授かれなかったのが授かったり、結婚できたりなどの変化をもたらすことも可能です。