三合擇日とは、三合派が用いる擇日法のことで、いくつかの理論体系から成り立っています。
特に黄道吉日(黄道吉日)と呼ばれる、太陽の運行を元にした方法と、そこから派生した十二建除や、月の運行を元にした二十八宿などを基礎としています。
例)十二建除(十二直)
1,建…結婚、旅行、新しい仕事を始める、商売始め、開店などに良い
2,除…結婚、旅行、医者にかかるなどに良い
3,満…結婚、開店、オープニングパーティ、商談などに良い
4,平…修理、結婚、旅行などに良い
5,定…事始めには好ましくない、停滞を表す日
6,執…結婚、増改築、契約、祭祀などに良い
7,破…すべての行事に向いていない
8,危…好ましくない日。特に旅行など移動には向いていない。
9,成…結婚、契約、集金、開店、オープニングパーティ、旅行などに良い
10,收…結婚、取引を結ぶ、お金の回収、オープン、旅行などに良い
11,開…結婚、旅行、引っ越し、開店セレモニーなどに良い
12,閉…好ましくない日。埋葬に良く、医者に行くのは良くない日
そして、もっとも特徴的なのは叢辰法(そうしんほう)と呼ばれる、年や月の干支と、日の干支の組み合わせなどから神殺(しんさつ)を出し吉凶を判断する方法です。
神殺とは、四柱推命で用いられるものとよく似ています。そして、吉神と凶神があり判断はとてもむずかしいものがあります。
多くの吉神、凶神があり、中にはまったく信憑性がない迷信のような神殺も多く含まれています。
代表的な吉神:天徳、天徳合・月徳、月徳合・歳徳、歳徳合
それぞれ、とても良い吉神であるとか、天地の極まる神などと表記されています。
ただし、凶神によっては同じ日に巡ると、かえって凶意が強くなるものもあり、とてもむずかしい部分があります。
代表的な凶神:月建、月破、死神、劫煞、月煞、月刑、月害
しかし、それらの信憑性のない神殺も、毎年出版される通書(つうしょ)には、すべて網羅して書かれています。
従って、どのように判断すればいいのかはとてもむずかしく、言語がわかっても正しく使うことができない状態です。
近年、このような現状を憂いている台湾などの学習派たちは、すべての神殺について長い時間をかけて実証してきました。
その結果、信頼できる神殺だけを用いて叢辰法を使用することが可能となったのです。
日本では、二十人に満たない私たち実践派のグループのみが、正しい知識を共有しています。