人がすむ住居を、伝統風水では陽宅(ようたく)といいます。
そして、お墓を陰宅(いんたく)といいます。
その理由は、気の質が違うからです。
陰と陽の気のちがいは、静と動
つまり、動きがあるかそうでないかです。
生きている人には、活動的な気が必要です。
つまり住居は、陽の気を必要とします。
お墓には亡くなった人を埋めるのですから活動的な気ではなく、鎮静的な、つまり動かない陰の気に満たされるべきなのです。
これらの気の違いから、陽宅、陰宅とわけられるのですが、この陰宅と呼ばれるお墓が見えている住居を、陰屋殺といいます。
この場合、玄関のみならず窓から見える状態でも同じように殺となります。
生活しているなかで、死を意識させる景色
これが殺(風水的な凶作用)となり、健康を害したり精神的なダメージをうけるのです。
また、それだけ陰宅が近いことで、陰気も旺盛な立地となるためやはり健康な人が住むには、マイナスとなる立地なのです。