地形の風水=巒頭(らんとう)において、水はとても重要です。
山(龍)は、水に出会い動きを止めます。
気をとどめるのが水の働きです。
つまり、山が水に出会うところで、陰の氣(山の氣)と陽の氣(水の氣)が集結するということです。
条件が整えば、その近くに穴(けつ)または龍穴(りゅうけつ)と呼ばれる、気が集中する場所ができます。
そして、水の流れ方(水局)や形によって吉凶があります。
水は、人的流通や財産を左右します。
ですから、良い形の水は富をもたらし、よろしくない形の水は貧をもたらすのです。
吉水
有情水:緩やかに湾曲した水の、内側を有情(うじょう)の地といい、吉地とされています。
多くの人に助けられたり、ビジネスの成功や経済的繁栄、子孫繁栄を表す水です。
九曲水:前方から迫る水で、くねくねとうねりまさしく龍のような水をいいます。
満堂水:視界の180度が、穏やかな水の明堂となることを、満堂水といいます。財運がよい水として知られています。
凶水
前を斜めに横切っていく
穴に向かって反って流れていく
くねくねと曲がりながら去っていくのが見える
穴の前で急角度で曲がっている
などの凶水があります。
これらの凶となる水を避けて、お墓や家を作る事が避凶(ひっきょう)といわれる、風水の究極的な考え方なのです。