明堂(住居でいうなら玄関の前)の前面に、穴(住居の場合中心)に向かってくる、前方のエネルギーから穴(住居)を守る構造物、案山(あんざん)がなければなりません。
案山の先には朝山(ちょうざん)が続き、あわせて案朝山(あんちょうざん)とも呼びます。
だんだんと高くなっていく美しい様が良いとされ、朝山より案山が高くそびえて見える場合は、その場所は良い穴とは言えなくなります。
また案山・朝山の形状により、穴に及ぼす影響が変わります。
特に人の深層意識に作用しさまざまな結果をもたらします。
案山の例
玉屏(ぎょくへい)‥身分の貴さを表す。
文筆(ぶんぴつ)‥心臓の高さから目の高さぐらいまでの、案山としてちょうど良い高さならば、良いとされます。
文章の巧みさや才能に良い。
旗(はた)‥戦いにおける旗を表しています。武芸に貴いとされています。
馬(うま)‥戦いにおける軍馬を表しています。やはり武を象徴しています。
寶殿(ほうでん)‥王者を象徴していてとても貴いとされています。
龍楼(りゅうろう)‥神社、仏閣などの案山にふさわしいとされています。