清代の風水師、趙九峰による古典「地理五訣」によれば風水を構成する重要な要素として、龍・穴・砂・水・向の五つの条件が大切であると記されています。
龍‥山、山脈、起伏(生龍、死龍、順龍、逆龍、強龍、弱龍,etc.)
穴‥平らな場所、気の集中するところ
砂‥穴の周りの環境を意味し、特に風から穴を守る山を意味する。
水‥水もまた気であり、龍の血液ともいえる。財を司るとされている。
向‥方位のことをいい、理気(りき)ともいう。
現在の風水はこの理気への比重が重くなりすぎていると思われます。
地理五訣から考えてみれば5分の一の条件が向、すなわち理気である事を思えばわずか20%ほどにしか満たないのです。