四柱推命(命理)の実例

それでは実際に四柱推命ではどのように宿命と運を診断していくのかを分かり易く手短にお見せいたします。

著名な方を例に取った方が分かり易いため、パナソニックの創始者である松下幸之助氏を例にお話しいたします。

  1894年11月27日 08時00分生まれ

    時柱    日柱   月柱   年柱
    丙(火) 癸(水) 乙(木) 甲(木)     
    辰(土) 酉(金) 亥(水) 午(火)

    大運(十年ごとの運気)
    93     83     73    63    53     43    33     23    13     3
    乙     甲     癸     壬     辛     庚     己     戊     丁     丙
    酉     申     未     午     巳     辰     卯     寅     丑     子

強い水の宿命で木、火が良い五行となります。

見頑固そうに見えるのですがつきあってみるととても優しい人です。

本質は陰の水ですので、頭が良くあまり敵を作りません。人とのコミュニケーション能力に優れ、人と人をつなげることも得意です。

「火」はこの人にとって財を表すので宿命的にビジネスに向いているようです。

ただしお金の出入りは激しいです。

逆に悪い五行は金、水、土となりこれらが巡ってくる大運(十年運気)と流年(一年間)は物ごとがうまくいかなかったり、我慢の時期になります。

この運のバイオリズムから松下氏の生涯を見てみると

    大運「丙子3才~」
火と水で吉凶半々ですが年によっては良くない。
1899年頃、父が米相場で失敗し破産。
(この年は刑と言って良くない一年でした)

    大運「戊寅23才~」
土・木となり吉凶半々
1918年に松下電気器具製作所を創業。

    大運「己卯33才~」
土・木で凶・吉ですが、卯が宿命と冲
1932年事業拡大のため門真市に本社・工場を移転。
(卯が衝突を表す十年ですが移転によって吉)

    大運「庚辰43才~」
金・土とかなりきつい10年です。
最後の年の1945年終戦。
この年も刑という良くない年回りです。戦後直ちにGHQによって制限会社に
指定され、松下氏以下役員の多くが戦争協力者として公職追放処分を受け
負債10億をかかえ経営危機に陥ります。

    大運「辛巳53才~」
金・火の後半大吉運の十年間です
1950年大運の後半が吉で流年も吉の大吉運
この年以降、長者番付で10回全国1位を記録
一生で約5,000億円の資産を築いたと推定される。

    大運「壬午63才~」
水・火で前半が凶の運気で後半は吉ですが火は財。
上がり下がりが激しい、つまりお金の出入りが激しい運気です。

1961年に会長に就任するが、岩戸景気後の反動不況で赤字に転落。
1964年には家電品の廉売を巡り、当時のダイエーと30年に亙る戦争が勃発。

    大運「癸未73才~」
きつい十年間です。水土の運気でどちらも凶
特に後半がきつく
1973年、80歳を機に現役を引退し、相談役に退きました。

    大運「甲申83才~」
前半は木で吉、後半は金で凶
1979年、私財70億円を投じて財団法人松下政経塾を設立しました。
この年は土土で官が強くなり政界をも掌握したいという現れでしょう。

    大運「乙酉93才~」
前半は木で吉ですが宿命との関係で自刑(金)となり
隠れたものが現れてきます。

1989年4月27日に肺癌のため死去。享年94才。

このように、四柱推命ではかなり細かい分析が可能なのです。

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