日本は、島国でしかも山地が多いため、宅地となる平坦な土地は限られています。
そのため、住宅も比較的狭い土地に建てられる事が多いです。
特に都市部では、その傾向は顕著ですが駐車場の確保もたいへんです。
そこで、住居の1階一部を駐車場とする、いわゆるビルトイン車庫を、多く見かけるようになりました。
また、マンションなどの1階部分が駐車場となっている、ピロティといわれる建築も多くなりました。
伝統風水では、ビルトイン式車庫やピロティなどは風が吹く事で気が散ってしまうと考えます。
ですから、1階部分がビルトインなどで風が吹き込む構造となると、大地の気が風によって散らされてしまう、空房(くうぼう)となってしまいます。
大きな地震で、ピロティ構造のマンションなどが、1階部分がつぶれて傾いたりして、問題にもなっています。
空房となると、気がかれて病気がちになるとか、突然の災難に見舞われるなどの問題が起きやすいとされています。
ビルトイン車庫でも、シャッターなどで風を遮る事ができれば、比較的問題ありません。
しかし、常時シャッターが開いている状態は危険なため注意が必要です。