風水と言うと日本国内のみならず、その簡易性からいろいろな国で多くの人々が活用しているのが、360°を均等に8分割した八方位を用いる八宅法が多いです。
とても分かりやすいのが特徴です。
特に宅卦(たくけ)という玄関の向きからその家の八方位の吉凶を出す方法と、本命卦(ほんめいけ)といって男女別、生年別で個人の方位吉凶出す方法があります。
宅卦と本命卦が吉凶が同じであれば最上ですが、もしあわない場合は本命卦を重視します。
その他には玄空飛星派と呼ばれる水星(みずぼし)、山星(やまぼし)と呼ばれる二つの星を使って各方位の吉凶をみる挨星(あいせい)盤を使う方法もかなり ポピュラーになってきました。
左のチャートが挨星盤といいます。一つのマスに3つの数字が入っています。
漢数字が築年数の三元九運をもとに飛星させた数字でその上に並ぶ二つの数字が水星、山星です。
チャートの上が南で中央のマス以外が八方位となっています。
玄空派には玄空大卦(げんくうたいか)や、玄空六法という技法もあり、理気主体の現在の風水においてさまざまな鑑定技法 が競い合っているといえます。
そして、間取りを考える場合これらのいくつかの理気技法を用いて、各部屋にふさわしい気の配合を考えます。
そして、方位を分割する際に問題となるのが、中心点の求めかたですが、これは難しくなるいので別の機会に。
いずれにしても、伝統風水では東向きだからとか、北向きだからと向きだけで間取りの善し悪しを判断することはありません。
立地の風水と建物の向き、築年、施主様の生年月日など、複合的に判断し間取りを考えていくのです。