国際風水会議 IFSC(International FengShui Convention)顛末記

2017年11月18日、19日にフィリピン、マニラのマルコ・ポーロホテルにおいて、IFSC(International FengShui Convention)国際風水会議が開催されました。

その前月の10月にIFSA(International FengShui Association)日本支部発足、初期メンバーとして参加したので今回のマニラでの国際会議のため渡比し、その雰囲気を感じてきました。(現在は退会しております)

以下、3泊4日のIFSC顛末記をごらんください。

始めてのフィリピン

期待と不安を抱えて、マニラ空港に到着。

先に空港に着いている怜華先生と、うまく会えるか不安でしたが、なんなくご対面。

空港からホテルまでは、安全を考えチケットタクシーで移動。
(じつはかなり高額だったことを後で知る)

金曜の深夜ということで、とんでもない渋滞と運転のすごさに、かなり疲れました。

3車線に車が4台5台並んで、あちこち車線変更。

スピードは出てないのですが、割り込みは当たり前、クラクションは鳴りっぱなし。

もう恐ろしくて、車外を見ないようにして話に集中していました。

なんとか無事に明日からコンベンションが行われるホテル到着。





部屋に入ると、同部屋の畠中さんはすでに夢の中。

部屋はこんな感じです。


なかなか良い部屋です。

これで朝食ついて一人一泊7000円ほど。

日本のホテルだと、東横インぐらいの値段でこんなホテルに泊まれるので、フィリピン大好きになりました。


さて真冬から真夏の気候へと移動したのですが、部屋の中はエアコンで冷え冷えで寒いぐらい。

熱ーいシャワーを浴びて、耳栓(笑)して休みました。


翌日の朝は、ホテルのレストランで朝食。

なかなかのホテルだったので、朝食のビュッフェもすごく種類が豊富ですが、だいたい食べ過ぎると体調を壊すので控えめに。

野菜とフルーツを多めに採りました。


9時30分から始まるので、日本メンバーの席を確保しようと9時には開場にイン。


 
150名程集まった会場で、いよいよ開会します。


会長とグランドマスターによるテープカット、そして新しい支部の紹介があり、日本チャプターも代表の山道先生が登壇。


 
その後基調講演が始まりました。

内容は「気」の概念
陰陽、五行、十干、十二支など、基本的な概念が歴史的な流れとともに解説されていました。


やはり風水など五術文化は漢字の文化です。

これを英語で伝えるのは、かなり大変だと感じます。


 
次にグランドマスターGho Guan Lengによる「風水と現代建築デザイン」
カンフースターの自宅を手がけた内容やショッピングセンターなど実例が多く勉強になります。



形の縁起観に多くの工夫が見られ、日本のように理気偏重ではないのが特徴的です。


 
グランドマスター Vincent Kohによる「チャイニーズアルマニックの読み方」
擇日の入門的内容です。



しかし、英語圏の人たちにとって通書(アルマナック)は、摩訶不思議な書物なのですね。



すべてが漢字で書かれているので、それを読んで用いるのはかなり大変なのでしょう。

十二直、二十八宿から始まって、神殺も扱っていました。

かなり分かりやすい講座だったのではないでしょうか。

 
ランチをはさんで午後からはグランドマスター Stephen Skinnerによる「異なる風水技法の用い方」
巒頭と飛星の組み合わせで歴史的な建築物を読み解き、とても興味深いものでした。


とくに、ドイツのリンダーホーフ城は、玄空飛星派風水で詳しく理気を解説されました。



 
そしてグランドマスター Raymond Looによる「現代の奇門遁甲」
マスター・ローの得意な干支の特徴を深く読み解く、斬新な奇門遁甲でした。


歴史的な事件の日時、有名人の生年月日による奇門命理など、普段使っている遁甲とは一味違っていてとても面白かったです。




終了後、マスターと写真を撮っていただきました。

 
Master Jacek Krygによる「玄空大卦における易卦の役割」
玄空大卦の入門的な内容で、特に易卦の意味について掘り下げていました。


Master Marites Allenによる「風水とファッション」
風水との関連があまり語られずどちらかというと、ファッションに比重が置かれていて期待はずれ。


でも、さすが女性経営者であり風水研究しているだけあって、プレゼンはとても上手でした。

こうして、一日目の予定がすべて終わりました。

 
日本メンバーで一休みしてから、ホテルの中華で夕食をいただくことに。

この店は、お昼も利用したのですが北京ダックが有名なようで、ホテルの掲示板にも北京ダックの写真がメインになっていました。

昼は現代風のコースだったのですが、夜のディナーは伝統的な古典的なメニューで山道先生がオーダーして下さったので、丸鳥!

近くでさばくというので、丸鳥を写真撮らせていただきました。


頭付きは珍しいでしょう?

料理はどれも美味しいのですが、何しろ安いのです。

夜のフルコースでも、3000円ほど。

それでおなかいっぱいで苦しくなるほどいただきました。

こうして一日目が終わり、前日遅かったのと疲れていたので早めに就寝。

 
二日目は、5時に目が覚めて眠れないので、フロントにいって時間潰し。

Wi-Fiが、部屋は遅くてフロントはとても早いので、スマホで時間を潰すのですが、エアコンが効きすぎ!

短パンとTシャツでは、震えるほど寒かったです。

6時からはプールがオープンするため、部屋にもどって水着(短パンの替えです)をもって、プールへ。


誰もいない室内プールで一時間ほど泳ぎましたが、最高でした!

その後、朝ご飯をフルーツ中心でいただき、スーツに着替えて会場へ。


二日目は二つの会場に別れて分科会的な流れでした。

両方は出られないので、日本チームで二手に分かれて参加する事に。

同室の畠中さんがマスター・ローに、どちらのセミナーが良いかを聞いて
まずはマスターFiona Hawkinsによる「風水の森の発見」を聴講。


巒頭から読み解く森や村の解説には、四神相応なども出てきて分かりやすいものでした。



次はマスターEsra Koyunco「人への地形のインパクト」



そしてマスターCristina Groza「人間関係改善のための八字と風水」
夫婦、カップルにはお互いの違いを理解して幸せになるために、八字を利用するには良いかもしれません。



お昼休憩になり、近くのメガモールにご飯を食べに行く事になり、タクシーで向かいます。

日本のショッピングモールを想像していたのですが、ケタ違いの大きさにびっくり。




また、物騒な国柄かホテルでもモールでも、入り口では金属探知器があって、荷物チェックは必須です。

店舗は、日本でおなじみのお店もいっぱい入っていて、ギョウザの王将や豚骨ラーメンの一蘭、トンカツマイセンなど。


なぜか、松坂牛のお店が目につき、お肉をいただくことになりました。

牛肉は以外に高くて、中華のフルコースの方が安いぐらい。

お味は、まあこんなもんかな?

日本で食べる松坂牛には比べられませんが、異国だと思えば良い方かと思います。

かなり量は多かったので、食後の腹ごなしにモール内を散歩。


オレンジのTシャツは私です(笑

歩いている人たちは、結構ブランドショップなどの買い物袋を下げていて、着ている服なども結構おしゃれです。

モールの中では、フィリピンのパワフルな発展をとても感じました。

その後夕方から、再度参加。

マスターJanene Lairdの「2018年のための風水の助言」を聴講。

戊戌年の注意するべき内容でしたが、私は卯年生まれで支合するため、注意しなければいけない事を、改めて強調され悲しくなりました。


そして、閉会式でしたが来年は日本の岡山で開催することが、改めて発表されました。




日本での世界的風水コンベンション、こんな機会はまずありません。

おそらくグランドマスターは全員こられますし、マスターたちもたくさん駆けつけてくれます。

2018年12月1日、2日、ぜひ多くの方に参加していただきたいと思います。

その後、一時間ほど休憩しガラディナーとなります。

国ごとにテーブルを囲みましたが、海外のメンバーたちはかなりドレスアップしていました。





参加メンバーの年齢層は、比較的高いのですが少し昔の音楽でノリノリに踊り出し、すごい盛り上がりとなりました。

ちなみに、ディナーの食事はいまいちでした。。

日本チームはおとなしく座って見ていたのですが、グランドマスターたちが「踊れ!」と言ってくるので、しぶしぶ全員で踊ったりしました。




23時過ぎまで大騒ぎでしたがやっと終わったため、日本チームは着替えて集合。

今回の反省と、来年のコンベンションについて意見を交わしました。


こうして、IFSCの二日間の日程はすべて終了しましたが、来年日本でこれが行われると思うと、感慨深いものがあります。

これまで、日本で風水といえば怪しいものとか、迷信などと揶揄されてきたものですが、海外から多くのマスターや会員たちが参加する国際会議を見たらどう思うだろう?

マスコミなどに取り上げられれば、少しは見方も変わってくるかもしれない。

そんなことを考えていたら、いつの間にかぐっすり眠っていました。

以上がIFSC期間の内容ですが、実は私はもう一日余分に時間がありましたので、少し観光に行きました。

水族館にいってショッピングモールにいっただけなのですが、異国の地では結構な冒険でしたよ。

どこかで機会があればお話しますね。



伝統風水師秀山公式HP
・伝統風水の鑑定について知りたい方は 風水鑑定詳細

・伝統風水の通信講座に興味があれば 伝統風水初級通信講座

ブログ筆者

伝統風水師秀山

伝統風水師秀山

プロフィール
プロの風水師として27年間風水鑑定。
この間の風水鑑定件数2547件。四柱推命などでは4201件(令和7年1月)を鑑定
これまで日本全国の47都道府県すべてで出張鑑定し、ある依頼主の会社様は 一年間で売り上げが3倍、従業員数が7倍となるなどの結果を出している。
各地で風水講座も主催し、これまで301人の生徒が受講、現在も各種占術の講座を開催。


詳しくはこちらをご覧ください。



運が良くなる5つのポイント動画プレゼント

見るだけで運がよくなる5つのポイントの動画をプレゼントします。
リンク先からお名前・メールアドレスをご記入しお申し込み下さい。
動画視聴のご案内がメールで届きます。

家和して万事なる動画
運が良くなる5つのポイント

約1時間の動画セミナーです。
運を強化して、努力が何倍にも加速する方法です。動画のさわり部分をリンク先のページで公開しています。

⇒動画のプレゼントページはこちら



伝統風水無料レポートプレゼント

伝統風水小冊子
A4サイズで18Pになります。
一級建築士が持参した平面図をもとに伝統風水の観点からアドバイスを行いました。
建築家としての素朴な疑問にも明快に回答いたしました。
たとえば鬼門はどうなのか?
張り欠けはどうか?などです。
お申し込みは冊子の画像をクリックしてください。



TOP
ホーム
Search
お問い合わせ
メニュー
×