その前月の10月にIFSA(International FengShui Association)日本支部発足、初期メンバーとして参加したので今回のマニラでの国際会議のため渡比し、その雰囲気を感じてきました。(現在は退会しております)
以下、3泊4日のIFSC顛末記をごらんください。
始めてのフィリピン
期待と不安を抱えて、マニラ空港に到着。先に空港に着いている怜華先生と、うまく会えるか不安でしたが、なんなくご対面。
空港からホテルまでは、安全を考えチケットタクシーで移動。
(じつはかなり高額だったことを後で知る)
金曜の深夜ということで、とんでもない渋滞と運転のすごさに、かなり疲れました。
3車線に車が4台5台並んで、あちこち車線変更。
スピードは出てないのですが、割り込みは当たり前、クラクションは鳴りっぱなし。
もう恐ろしくて、車外を見ないようにして話に集中していました。
なんとか無事に明日からコンベンションが行われるホテル到着。
部屋に入ると、同部屋の畠中さんはすでに夢の中。
部屋はこんな感じです。
なかなか良い部屋です。
これで朝食ついて一人一泊7000円ほど。
日本のホテルだと、東横インぐらいの値段でこんなホテルに泊まれるので、フィリピン大好きになりました。
さて真冬から真夏の気候へと移動したのですが、部屋の中はエアコンで冷え冷えで寒いぐらい。
熱ーいシャワーを浴びて、耳栓(笑)して休みました。
翌日の朝は、ホテルのレストランで朝食。
なかなかのホテルだったので、朝食のビュッフェもすごく種類が豊富ですが、だいたい食べ過ぎると体調を壊すので控えめに。
野菜とフルーツを多めに採りました。
9時30分から始まるので、日本メンバーの席を確保しようと9時には開場にイン。
150名程集まった会場で、いよいよ開会します。
会長とグランドマスターによるテープカット、そして新しい支部の紹介があり、日本チャプターも代表の山道先生が登壇。
その後基調講演が始まりました。
内容は「気」の概念
陰陽、五行、十干、十二支など、基本的な概念が歴史的な流れとともに解説されていました。
やはり風水など五術文化は漢字の文化です。
これを英語で伝えるのは、かなり大変だと感じます。
次にグランドマスターGho Guan Lengによる「風水と現代建築デザイン」
カンフースターの自宅を手がけた内容やショッピングセンターなど実例が多く勉強になります。
形の縁起観に多くの工夫が見られ、日本のように理気偏重ではないのが特徴的です。
グランドマスター Vincent Kohによる「チャイニーズアルマニックの読み方」
擇日の入門的内容です。
しかし、英語圏の人たちにとって通書(アルマナック)は、摩訶不思議な書物なのですね。
すべてが漢字で書かれているので、それを読んで用いるのはかなり大変なのでしょう。
十二直、二十八宿から始まって、神殺も扱っていました。
かなり分かりやすい講座だったのではないでしょうか。
ランチをはさんで午後からはグランドマスター Stephen Skinnerによる「異なる風水技法の用い方」
巒頭と飛星の組み合わせで歴史的な建築物を読み解き、とても興味深いものでした。
とくに、ドイツのリンダーホーフ城は、玄空飛星派風水で詳しく理気を解説されました。
そしてグランドマスター Raymond Looによる「現代の奇門遁甲」
マスター・ローの得意な干支の特徴を深く読み解く、斬新な奇門遁甲でした。
歴史的な事件の日時、有名人の生年月日による奇門命理など、普段使っている遁甲とは一味違っていてとても面白かったです。
終了後、マスターと写真を撮っていただきました。
Master Jacek Krygによる「玄空大卦における易卦の役割」
玄空大卦の入門的な内容で、特に易卦の意味について掘り下げていました。
Master Marites Allenによる「風水とファッション」
風水との関連があまり語られずどちらかというと、ファッションに比重が置かれていて期待はずれ。
でも、さすが女性経営者であり風水研究しているだけあって、プレゼンはとても上手でした。
こうして、一日目の予定がすべて終わりました。
日本メンバーで一休みしてから、ホテルの中華で夕食をいただくことに。
この店は、お昼も利用したのですが北京ダックが有名なようで、ホテルの掲示板にも北京ダックの写真がメインになっていました。
昼は現代風のコースだったのですが、夜のディナーは伝統的な古典的なメニューで山道先生がオーダーして下さったので、丸鳥!
近くでさばくというので、丸鳥を写真撮らせていただきました。
頭付きは珍しいでしょう?
料理はどれも美味しいのですが、何しろ安いのです。
夜のフルコースでも、3000円ほど。
それでおなかいっぱいで苦しくなるほどいただきました。
こうして一日目が終わり、前日遅かったのと疲れていたので早めに就寝。
二日目は、5時に目が覚めて眠れないので、フロントにいって時間潰し。
Wi-Fiが、部屋は遅くてフロントはとても早いので、スマホで時間を潰すのですが、エアコンが効きすぎ!
短パンとTシャツでは、震えるほど寒かったです。
6時からはプールがオープンするため、部屋にもどって水着(短パンの替えです)をもって、プールへ。
誰もいない室内プールで一時間ほど泳ぎましたが、最高でした!
その後、朝ご飯をフルーツ中心でいただき、スーツに着替えて会場へ。
二日目は二つの会場に別れて分科会的な流れでした。
両方は出られないので、日本チームで二手に分かれて参加する事に。
同室の畠中さんがマスター・ローに、どちらのセミナーが良いかを聞いて
まずはマスターFiona Hawkinsによる「風水の森の発見」を聴講。
巒頭から読み解く森や村の解説には、四神相応なども出てきて分かりやすいものでした。
次はマスターEsra Koyunco「人への地形のインパクト」
そしてマスターCristina Groza「人間関係改善のための八字と風水」
夫婦、カップルにはお互いの違いを理解して幸せになるために、八字を利用するには良いかもしれません。
お昼休憩になり、近くのメガモールにご飯を食べに行く事になり、タクシーで向かいます。
日本のショッピングモールを想像していたのですが、ケタ違いの大きさにびっくり。
また、物騒な国柄かホテルでもモールでも、入り口では金属探知器があって、荷物チェックは必須です。
店舗は、日本でおなじみのお店もいっぱい入っていて、ギョウザの王将や豚骨ラーメンの一蘭、トンカツマイセンなど。
なぜか、松坂牛のお店が目につき、お肉をいただくことになりました。
牛肉は以外に高くて、中華のフルコースの方が安いぐらい。
お味は、まあこんなもんかな?
日本で食べる松坂牛には比べられませんが、異国だと思えば良い方かと思います。
かなり量は多かったので、食後の腹ごなしにモール内を散歩。
オレンジのTシャツは私です(笑
歩いている人たちは、結構ブランドショップなどの買い物袋を下げていて、着ている服なども結構おしゃれです。
モールの中では、フィリピンのパワフルな発展をとても感じました。
その後夕方から、再度参加。
マスターJanene Lairdの「2018年のための風水の助言」を聴講。
戊戌年の注意するべき内容でしたが、私は卯年生まれで支合するため、注意しなければいけない事を、改めて強調され悲しくなりました。
そして、閉会式でしたが来年は日本の岡山で開催することが、改めて発表されました。
日本での世界的風水コンベンション、こんな機会はまずありません。
おそらくグランドマスターは全員こられますし、マスターたちもたくさん駆けつけてくれます。
2018年12月1日、2日、ぜひ多くの方に参加していただきたいと思います。
その後、一時間ほど休憩しガラディナーとなります。
国ごとにテーブルを囲みましたが、海外のメンバーたちはかなりドレスアップしていました。
参加メンバーの年齢層は、比較的高いのですが少し昔の音楽でノリノリに踊り出し、すごい盛り上がりとなりました。
ちなみに、ディナーの食事はいまいちでした。。
日本チームはおとなしく座って見ていたのですが、グランドマスターたちが「踊れ!」と言ってくるので、しぶしぶ全員で踊ったりしました。
23時過ぎまで大騒ぎでしたがやっと終わったため、日本チームは着替えて集合。
今回の反省と、来年のコンベンションについて意見を交わしました。
こうして、IFSCの二日間の日程はすべて終了しましたが、来年日本でこれが行われると思うと、感慨深いものがあります。
これまで、日本で風水といえば怪しいものとか、迷信などと揶揄されてきたものですが、海外から多くのマスターや会員たちが参加する国際会議を見たらどう思うだろう?
マスコミなどに取り上げられれば、少しは見方も変わってくるかもしれない。
そんなことを考えていたら、いつの間にかぐっすり眠っていました。
以上がIFSC期間の内容ですが、実は私はもう一日余分に時間がありましたので、少し観光に行きました。
水族館にいってショッピングモールにいっただけなのですが、異国の地では結構な冒険でしたよ。
どこかで機会があればお話しますね。
伝統風水師秀山公式HP


