今日は天命についてお話ししたいと思います。
天命と聞くと、なにか先天的に与えられたもの、というイメージが強いです。
辞書を引くと、「天から与えられた使命」という解説がされています。
たしかに、天から与えられた使命が天命ならば、それに従いたいと思うのは当然ですね。
そして、自分の天命とはなにか?と悩むこともあるでしょう。
私も、自分の天命である生き方や、仕事とはなんだろうかと、ずいぶん悩んだ時期がありました。
しかし、五術を深く学んでいく中で命術(四柱推命)の中に、答えをみつけたのです。
命(めい)とは、生年月日からその人の先天的体質や性質、適職、結婚、子孫などについて詳しく知ることができます。
もちろん、それらは決定している事柄ではなく可能性でしかないのですが、かなり高い可能性です。
つまり、何も考えずに生きていくと、命の示す通りになりやすいのです。
命とは、生年月日つまり自分の意思や両親の意思ではなく、自然の力、摂理によって決定されているといえます。
そう考えると、天命とは生年月日によって表されている、命の示す傾向性から離れては得られないと考えられます。
でも、命の示す傾向性にはかなりの幅があります。
四柱推命で意味を考えるとき、十干つまり五行の陰陽で意味を考えますので、10種類にわけられます。
ということは、10分の一の確率なのでかなり曖昧ということができます。
もし、あなたの「天命である仕事」について悩むなら、世の中の仕事の10分の一を探せばいいわけです。
これは極端な話ですが、つまり天命とはたった一種類だけ存在するものではなく、かなりの幅があるものだということです。
そして、自分にあった傾向でさえあれば、天命として自然の摂理に合って、宇宙の力を借りて成功、発展できるのです。
もちろん、そこに自分の意思がなければいけません。
自分の意思が、そのことにやりがい、楽しさ、情熱を感じられなければ、天命として発展しえません。
また困難があっても、それが自分を成長させるものだととらえ、諦めずに続けられる意思が必要です。
ですから、まずは自分の命をしっかりと把握し、その中から天命といえる生き方、仕事などを選び継続すること。
それが、天命をまっとうする生き方だということです。
伝統風水師秀山公式HP