今回は、ご相談いただいた住居の風水を検証してみたいと思います。
まず、いただいたご相談内容を転載しますね。もちろん許可はいただいています。
↓↓以下転載です。
こんにちは○○です。なるほど、最近ご自宅で教室を始められたのですね。
先日「ビジネスの風水」ブログ拝見させていただきました。
大変興味深い内容でしたので、不躾で申し訳ありませんが、メッセージさせていただきます。
わたしは個人教室をしています。今までは公共施設などでしたが、今月からは自宅でも始めました。
そこで ですが、勝手ながらぜひ秀山さんにアドバイスいただけたらと思いまして、メッセージさせていただきます。
わが家の目の前の道路は2.7mと狭く、ほぼTの字の場所に位置しています。
川も目の前になくちょっと離れています。
大きな広い道路が30mくらい南と東にありますが、自宅からは見えません。
このような場合、どんなことに気をつけたらよろしいのでしょうか?
自宅の庭に4台分の駐車スペースを設けましたが、やっぱり目の前の道路が狭いので、駐車しにくいですσ(^_^;)
来ていただける方には、少しでも気持ちよくお越しいただきたいし、おかえりもリフレッシュして帰路についていただければと思います。
庭には植物を絶やさないように気をつけていますが、広さにはやはり限りがあります。
家の中もどんな感じにしようかいつも主人と楽しみながらリメイクしています(^-^)
わが家は収入も支出もほぼ同じで、貯金がなかなか増えません。。。
とくに最近は、支出が目立って困っています。
また実際のところ、教室も自宅も一緒なので不便な点もでてきました。
いつかは、私達家族にとって最適な場所があれば引越して、もう一度 今よりも快適なマイホームを手に入れたいと思っています。
現状からは見当もつかない話しなんですが、夢はでっかくの精神で頑張りたいと思います(^-^)
失礼を承知でこのようなメッセージすみません。
秀山さんのお力をお借りできましたら、ぜひ実践させていただきたいと思います。
お手数をおかけしてしまいますが、何卒よろしくお願い致します。
それでは、風水も今まで以上に気になりますね。
では早速検証して行きましょう。
まずは立地を確認してみたいと思います。
この赤丸のお家が、ご相談の物件です。
上の地図には出ていませんが、メール本文にあった川が西にありますが、結構離れていますので、この影響はあまり考えなくても良いと思います。
また、大きな道路が東にありますが、これもとりあえず考えなくても良いでしょう。
(水法{すいほう}という技術を使う時には、重要になると思います)
ということで、考えるべきはご自身が気にしている、T字路という点です。
地図上では、道路は建物に向かっているとは見えません。
そこで、写真も送っていただいたので、みてみると
すこーし角にかかるかな?という程度です。
玄関は、完全にずれています。
なので、T字路については、そんなに気にしなくても良いと思います。
また、見えている窓がある部屋が教室や、リビングなど人が集まる部屋なら ちょっと手をかけてください。
パーゴラのような物がありますので、上から よしずなどを下げて、部屋の窓から道路が見えないようにすると、良いでしょう。
しかし、メールにあるように
>わが家は収入も支出もほぼ同じで、貯金がなかなか増えません。。。
>とくに最近は、支出が目立って困っています。
この原因を考えてみると、やはり目の前の道路の影響が強いといえるでしょう。
別の写真を見てください。
こちらが、行き止まりの道路がある方です。大きな道路に通じています。
左の、側溝の形に注目してください。
傾斜を測っていませんが、おそらくこちらが来水でしょう。
こちらが建物向かって左に続く道路です。
この方位が、去水だと思われます。
道路の形を、よく見てください。
この道路の形は、カーブしている道路で、無情といわれるパターン。
つまり、ゆるやかな反弓(はんきゅう)になってしまっています。
地図でも、確認できますが、これはビジネスに良くない水と なってしまっています。
また来水が短く、去水が長い、来長去短の逆でもあるようです。
ただし、水法(すいほう)といって、理気(りき=方位を使う風水)で、向かってくる水が吉で、去っていく水が凶であれば、良い場合もあります。
メールの文章では、経済的に厳しい感じですので、理気(りき)でも良くないのかもしれませんね。
そこで、対策ですが基本的に 見えないようにすることが良いのですが、この場合難しいですね。
道路に面している部分を、すべて駐車場としています。
できるなら、生け垣やブロック塀、フェンス、門などで道路と敷地を完全に区切ってしまいたいです。
それが難しい場合、せめて駐車しない時間帯は 鉢植えの大きめな植木、観葉植物などを道路との境に設置してください。
それも難しい場合、獅子を玄関の外に置く、麒麟を玄関の内側に置くという方法もあります。
ただし、外の環境で変える方が効果があるのは間違いないので、できるだけグッズに頼らず、造作(そとでの対策)をしましょう。
もし、もっとつっこんで風水の処置をしたいということであれば、正確な座向(いえの向き)の測定と、水法の実施が必要です。
この例からも、やっぱり周りの環境は、とても影響が強いことがわかりますね。
伝統風水師秀山