形の風水(巒頭)

建物の立地では風をさえぎる建物がどちらにあるかがポイントです


伝統風水では、パワースポットを作り出す条件を、周りの地形(環境)だと考えています。

blog_import_511b950bb6eec 地理風水では、上のような地形を 四神相応(ししんそうおう)といいます。

図の中央にある、明堂(めいどう)に気があつまります。

その中心になるのが穴点(けってん)という、とても狭い(3尺)ポイントです。

この穴という点が、本当のパワースポットなのですが、広い意味で明堂全体をパワースポットとみて良いと思います。

山脈のエネルギー(龍脈りゅうみゃく)は、川(水)にであってとどまります。

しかし、このエネルギー(気とよんでいます)は、風によってちりぢりになってしまうのです。

そこで、風をさえぎり 気がとどまれるようにするのが、砂(さ)とよばれる山などの大きなもので、これによって守られています。

図の左側にある青龍砂(せいりゅうさ)、右側にある白虎砂(びゃっこさ)とかいてある部分です。

そして、前方を守る案山、朝山(あんざん、ちょうざん)です。

このように、背後(玄武)と左右(白虎、青龍)、前方(朱雀)と四方をまもられている地形を、四神相応とよびます。

もちろん、このような地形で住むことができれば最高です。

しかし、都市部はほとんど平地だと思います。

そこで平地部でも、この四神相応の原則をつかって住環境をみることで、立地としての風水をみるのが伝統風水のみかたになります。

blog_import_511b9b94e936c この図は 集合住宅ですが、一戸建てでも同じように考えてください。

陽宅の四神 ・ご自宅の、玄関の前が明堂として開けているか?

・その先に、道路があり その道路の交通量はどうか?

・交差点からの距離は?

・道路をこえた反対側にある建物の大きさは?

・玄関の反対側、建物の後ろに玄武(げんぶ)となる建物があるか?

・ご自宅の、左右に白虎砂、青龍砂となる建物があるか?

・またそれらの大きさはどうか?


このような要素を考えていくことが、立地を考えていくポイントとなります。

これらの条件をクリアできていれば、少なくともマイナスポイントの風水とはならないです。

あとは、建物の向きの角度と、どういった間取りの家を立てれば良いかということになります。

でも、まずは立地が大事なんですね。


伝統風水師秀山
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