風水という言葉に、水が入っているのは風水の中心的要素に、水があることを物語っています。
簡単に言うと、伝統風水の核心は水のとらえ方、水の扱い方だということができます。
私たちの体は、70%ぐらいが水でできていますね。
当然ですが、良い水に出会えば健康になり、悪い水に出会えば病気になります。
風水では、水の内容物ではなく、水のもっている気の影響を見るのです。
気が良ければ健康になり、悪い気であれば病気になるのは一緒です。
気というのは、秩序を保つ力です。
形を保とうとする力こそが気なのです。
だからこそ、見えている形からの影響を観察することで、形が持つ気の力を知ることができるわけです。
人や生き物は、命がつきると形が保てなくなります。
つまり腐って壊れていきます。
気がなくなったからです。
それでは、亡くなった人の気はどこに行くのでしょう?
消えてしまうと思いますか?
気=水なので、地中に染みこむか蒸発して雲になります。
雲はいずれ雨となって、地上に降り注ぎます。
その雨が、家の前を流れていきます。
つまり、気が家の前を一定の方向へ流れていくわけです。
その水の流れが、吉であればなくなった方の気で、良い影響を受けます。
しかし凶であれば、悪い影響を受けるのです。
これが伝統風水の陰宅(お墓)や、陽宅(人の住む家)の考え方です。
ですから、良い風水のお墓を建てて、良い風水の家に住む必要があるのです。
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伝統風水師秀山