お墓が近くにある家は風水的に問題?見える場合と見えない場合の違い

■ お墓の近くに家があると風水的にどうなのか?

結論から言えば、
お墓が近くにある家でも、風水的に問題がない場合と、問題となる場合の両方があります。

お墓と風水

最も大きな判断基準は、
玄関や窓など、住居の中から“お墓が見えるかどうか” です。


■ 玄関や窓からお墓が見える場合 → 「陰屋殺」になる

お墓が視界に入る家は、風水では
陰屋殺(いんやさつ) と呼ばれ、凶作用が出る可能性があります。

理由はシンプルで、
視界にお墓があると、潜在意識が常に“死”をイメージし続ける ためです。

特に、

・玄関を開けた瞬間に正面に墓石が見える
・リビングや寝室の窓から常にお墓が見える

こうした場合は注意した方がよいでしょう。


■ ただし「見えなければ」そこまで心配はいらない

たとえ家がお墓の隣であっても、

玄関や窓からお墓が見えないのであれば、
風水的には大きな問題にはなりません。


日本ではほとんどが火葬です。
そのため、お墓の影響(陰気の強さ)は土葬よりも弱くなります。

さらに伝統風水では、
お骨の中にある「基因(きいん)」という成分が、
血がつながっている子孫に、その土地の風水を伝える と考えます。

つまり、
お墓が近い=すぐに悪い
というわけではありません。


■ 玄関からお墓が見える場合の対処法

もし玄関からお墓が見えてしまう場合は、次の対策が有効です。

● 門を設置する

玄関を開けても墓石が視界に入らないようにする。

● のれんを掛ける

簡易的だが効果は高い。

● 窓から見える場合はカーテンで遮る

巒頭(らんとう)風水は「見える形」が影響します。
見えなくすることが最も効果的です。

■ 土地を選ぶときは、お墓の近くを避けるのが基本

これから土地を探す場合は、
なるべくお墓の近くを避けた方が良い というのが伝統風水の基本です。

理由は、

● お墓(陰宅)は“陰”の性質

空気が流れにくく、静かで重い気を好む。

● 人が住む家(陽宅)は“陽”の性質

適度に気が流れていないと体調を崩す。

陰と陽は性質が正反対。
近くで両立させるのが難しい のです。


■ 心理的な影響(殺)も無視できない

お墓が近いと、
住んでいる人の潜在意識が知らず知らずのうちに“死”を意識します。

これは伝統風水の観点だけでなく、
心理的にも悪い影響となるので注意が必要です。


■ まとめ:住むなら「お墓が見えない家」を選ぶ

● お墓が見える → 陰屋殺になりやすい
● お墓が見えない → 大きな問題にはならない
● 土地選びではお墓の近くを避けるのが基本
● 見える場合は“見えなくする”対策が効果的

引っ越し・新築・土地探しをする場合は、
これらの点を意識して選んでみてください。


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ブログ筆者

伝統風水師秀山

伝統風水師秀山

プロフィール
プロの風水師として27年間風水鑑定。
この間の風水鑑定件数2547件。四柱推命などでは4201件(令和7年1月)を鑑定
これまで日本全国の47都道府県すべてで出張鑑定し、ある依頼主の会社様は 一年間で売り上げが3倍、従業員数が7倍となるなどの結果を出している。
各地で風水講座も主催し、これまで301人の生徒が受講、現在も各種占術の講座を開催。


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