お墓の風水(陰宅)

お墓が近くにある家は問題がある場合とない場合があります。


お墓の前に家がある場合でも、風水的に問題のない場合と、問題になる場合とがあります。

a0009_000154 玄関や窓など住居内からお墓が見えている場合、陰屋殺といって風水的に問題となります。

お墓が常に見えている状態は、潜在意識でいつも死をイメージしてしまうからです。

特に玄関から正面に見えるような場合は、気をつけた方が良いでしょう。


でも、自宅がお墓の隣であっても玄関や窓から見えない場合、割と心配しなくても良いかもしれません。

特に日本のお墓は火葬がほとんどです。

ですから、お墓としての風水の影響も土葬にくらべると、かなり少ないと考えられています。

お骨の中の特殊な成分(基因といいます)に、血がつながっている子孫に埋葬された場所の風水を、どんなに離れていても伝える働きがあると考えられているからです。

なので、お墓が近いからといって落胆するのは早計といえます。


でも、もし玄関からお墓が見えていたら。。

できれば、門などを設置し普段は玄関を開けても、お墓が見えないような工夫をして下さい。

もし、それがむずかしい場合は、玄簡にのれんを付けるという方法も有効です。

また窓から見えている場合は、他の形殺(外からの悪い風水)と同じで、カーテンなどで見えなくする事で良いです。

巒頭とは、見える形からの影響ですから、見えなくすることが最も効果的なわけです。


ただし、これから土地を選ぶのなら、なるべくお墓の近くでない土地を選んだ方が良いでしょう。

お墓を陰宅(いんたく)といい、人が住む家を陽宅というのですが、陰と陽で性質が反対だからです。


お墓は空気が流通しない地形(周りをかこまれたような)が良くてこれを陰と考えています。

なので陰宅というのです。


反対に生きている人が住む家は活動的なので、陽と考えるため陽宅といい、多少は空気の流通があって気がうごかないと具合が悪くなります。

正反対の性質の風水を、近くで両立することはむずかしいため、なるべくならお墓からは離れた立地を選んだ方が良いのです。


そしてお墓の近くだと常に住人が死を意識してしまう事で、心理的殺となってしまいます。

ですからこれからお家を建てるなら、なるべくお墓からは離れた土地を選んだ方が良い条件となります。

土地を探している、新築を考えている、引っ越しを考えているなど、注意してさがしてください。


伝統風水師秀山
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