住居とお墓の風水は正反対の性質があります

風水の世界では、同じ「気」を扱っているように見えても、住居とお墓では性質がまったく正反対になります。

これを伝統風水では「陽宅風水(ようたくふうすい)」と「陰宅風水(いんたくふうすい)」に分けて考えています。


陽宅とは、人が暮らし、活動する場所のこと。戸建ての住居や集合住宅、オフィスや店舗、大型商業施設なども含まれます。

一方、陰宅とは、亡くなった方を祀る場所、つまりお墓を指します。個人のお墓や集合墓地もすべてこちらに含まれます。

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陰陽の基本的な違い

「陰陽」という言葉は、私たち日本人にも馴染み深いものですね。

昼と夜、男と女、太陽と月など、世の中のすべてを表す考え方です。

とてもシンプルに思えますが、実際にはとても奥深い理論です。


風水における住居(陽宅)とお墓(陰宅)の違いも、この陰陽の考え方に基づいています。

* **陽の気** … 躍動的で、軽く上昇していく性質。太極図では白で表されます。
* **陰の気** … 静的で、重く下へ沈む性質。太極図では黒で表されます。

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陽宅(住居)の気とは

人が暮らす住居には「陽の気」が必要です。

生活には活気があり、動きがあってこそ陽気が巡ります。

そのため、住居風水では **気がスムーズに流れる環境** を整えることが大切になります。

具体的には、

* 空気の流通(風通しの良さ)
* 人の移動(生活動線のスムーズさ)
* 車や人の往来(街全体の活気)

こうした要素がすべて、陽の気を活性化させる条件になります。


陰宅(お墓)の気とは

一方で、お墓には「陰の気」が必要です。亡くなられた方が安らかに眠る場所ですから、静的で動きのない状態が望ましいのです。

つまり、お墓に求められるのは「変化がないこと」。

空気の流れが強すぎたり、人が頻繁に行き交ったりするのは、かえって落ち着かない環境をつくってしまいます。


同じ風水技法でも逆の解釈に

このように、住居とお墓では必要とされる気の性質が正反対です。

そのため、同じ風水技法を用いても、解釈や活かし方はまったく変わってきます。

たとえば、住居で「風通しが良いこと」は吉ですが、お墓では「風が吹き抜けること」は凶になる場合があります。

逆に、住居で「気が滞っていること」は凶ですが、お墓にとっては安定した気が守られている良い状態と考えるのです。


まとめますと、住居とお墓はどちらも人の暮らしと深く関わる大切な場所です。

しかし風水的に見ると、住居は「動きを必要とする陽の場」、お墓は「静けさを必要とする陰の場」として、まったく逆の性質を持ちます。

ですから、風水を学ぶときには「陽宅」と「陰宅」をしっかり分けて理解し、同じ技法でも場によって解釈を変えることが大切なのです。




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ブログ筆者

伝統風水師秀山

伝統風水師秀山

プロフィール
プロの風水師として27年間風水鑑定。
この間の風水鑑定件数2547件。四柱推命などでは4201件(令和7年1月)を鑑定
これまで日本全国の47都道府県すべてで出張鑑定し、ある依頼主の会社様は 一年間で売り上げが3倍、従業員数が7倍となるなどの結果を出している。
各地で風水講座も主催し、これまで301人の生徒が受講、現在も各種占術の講座を開催。


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