お家の風水(陽宅=ようたく)でも、お墓の風水(陰宅=いんたく)でも、でも、基本的な地形の条件(巒頭=らんとう)の考え方については変わりません。
ただ、お墓(陰宅)の場合は、亡くなった方が休まれる場所であり、陰つまり動かない気であるべきなのです。
なので、風がほとんど通らないような周りの状態(樹木や山、建物など)が、とても重要になります。
わかりやすくいえば、周りを山に囲まれたような四神相応の地形が良いわけです。
青龍(墓地の向かって右側)には、山や小高い丘があり、玄武(墓地の背後)にも、しっかりとした高さのある山があり、白虎(向かって左)にも、山などがあるべきですが、こちらは頭を下げていないといけません
つまり徐々に下がってくる地形です。
そして、墓地の前方には、広く開けた土地(明堂=めいどう)がとれなければいけません。
明堂がとれない場合、経済的に困窮すると言われています。
そう考えると、日本の墓地は結構難しいのです。
一聖地といって、一区画90cmから120cm角のスペースが基本となるので、墓石だけで。ほぼいっぱいになります。
もちろんお金があれば、2聖地、4聖地と広く使えるのですが、そうでなければ狭いまま使うしかないのです。
そして、お墓でも良い条件として明堂の前方には水があり、美しい山並みの景色(案朝山=あんちょうざん)があるのが良いのですが、これもなかなか難しいです。
現代では、電線や電柱などがあちこちにあるからです。
景観が美しいといえるのは、本当に山奥の山中ぐらいしかありません。
ただ、そういう条件で探していっても、以外に近くにも、すばらしい墓地があるものです。
先日京都で偶然見つけた場所は、とても良い墓地でした。
方位の風水(理気)でも、上手く大吉にできる場所で広さも十分確保できます。
ちょっとうらやましいぐらいですねー。
このように、お墓(陰宅)が良ければ、子々孫々に良い影響を及ぼすことができると考えるのが、お墓の風水(陰宅風水)の考え方なのです。
お墓の風水について、さらに知りたい方はこちらをご覧下さい。
伝統風水師秀山