町を歩くと、事故が起きやすい状況(場所や時間など)は、結構あると思います。
たとえば、家の近くの交差点でもしょっちゅう事故を見かけます。
もちろん、交通量が多ければ事故になる確率も高いのは間違いないです。
でも、事故などが度重なる場所は、何かしらそこに問題のある条件が重なっていることを感じます。
伝統風水の観点からいっても、です。
たとえば、何度も取り上げてきた長い直線の後や、カーブの外側など。
伝統風水では、凶となる形や方位などの条件を、なるべく避けようとします。
そのことを趨吉避凶(すうきちひきょう)といいます。
実は、これこそが風水の真髄ともいえるのです。
よく聞かれることですが、風水ではこんな形は良くないとか、これはだめということばかりいって、これが良いということをあまり聞かないがなぜ?といわれます。
風水の良いという条件は、とても難しいです。
一言でいうことはできないし、形の問題(巒頭)と方位の問題(理気)など多くの条件をクリアしていてこそ、風水が良いといえます。
そのためには、悪い条件をすべてさけなければいけないのです。
つまり凶をさけて、さけて、さけて、さけて、さけ続ければ、やがて吉にいたるという発想が、先ほどの趨吉避凶(すうきちひきょう)なのです。
ですから、後ろ向きなことをあげつらっているのではなく、本当に良い風水にするために、悪い条件を先に知ってそれを避けることが大事なんです。
伝統風水師秀山