伝統風水では、羅盤(らばん)という方位盤をつかわないでも、ほとんど判断できてしまう知識があります。
それは、地形(巒頭=らんとう)風水の延長で、長眼法(ちょうがんほう)と呼ばれています。
形殺(けいさつ=悪い風水)なども、その技術にふくまれていますが、とくに家屋内においてもとても使える知恵だといえます。
たとえば、誰もが大好きな(私も大好きですが)財運、金運についても、わかりやすいです。
方位で考えるのではなく、見える形でも財位があるので、そちらがどうなっているかを見ていきます。
財位とは、玄関や部屋の入り口から対角線上にある角をいいます。
このように、角に玄関や出入り口があれば、反対側のこの位置になります。
家や部屋の中央に玄関、出入り口があれば両側が財位になるので、注意が必要です。
で、財位が最初のように角であれば問題ないのですが、下の図のように廊下や窓などになっていると漏財(ろうざい)といって、お金が流れていってしまいます。
こんな場合の対処法は、大きめの水盆や花瓶、つぼなどに水を入れて財位におきます。
水晶ドームでもOKですが、結構高価なので他のものを使っても問題ありません。
また、窓などになっている場合は、まずカーテンでふさいで下さいね。
いくら水盆を置いてても、窓から外が丸見えでは効果は望めません。
目に見える状態が、変わらなければ変化も少ないのです。
目に見える形から判断している風水なのですから(^^
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伝統風水師秀山