きっかけは長女の「どうしても行ってみたい!」という一言。
高山は岐阜の山あいにある小さな町で、決してアクセスが便利とはいえません。
ところが、そんな場所にもかかわらず、全国からパン好きが集まる名店があるのです。
そのお店の名前は 「TRAIN BLEU(トラン・ブルー)」
TRAIN BLEU の魅力と歴史について調べてみました。
1990年に創業したパン屋さんで、すでに30年以上の歴史を持っています。
世界的なパンのコンクールで受賞歴を誇り、その技術は国内外で高く評価されてきました。
テレビや雑誌でもたびたび紹介されるので、ご存じの方もいるかもしれませんね。
店名はフランスの豪華寝台列車「Le Train Bleu」に由来しているそうです。
異国の香りをまとったこの名前にふさわしく、パンの味わいもどこか気品があって「わざわざ高山まで来る価値がある」と言われるほどです。
実際、私が訪れた日も長蛇の列で、人気の高さを肌で感じました。
さて、ここからは風水師の視点で。
実はこのお店、立地条件がとても良いのです。
店舗の前の道路が、ちょうどゆるやかなカーブになっていて、その内側にあたる位置にお店があります。

風水では、このように建物に向かって水(道路や川)がやさしく抱きかかえる形を「有情の水」と呼びます。
この形は気を集め、繁栄をもたらす吉相。多くの繁盛店や名家が、こうした有情の地に建っていることが少なくありません。

逆に、道路や川が建物から背を向けるようにカーブしている場合を「反弓水」といいます。こちらは無情の水とも呼ばれ、気が離れていくため、ビジネスには不利に働くことが多いのです。
もちろん、TRAIN BLEU の人気は立地条件だけで築かれたものではありません。
オーナーシェフの努力と才能があってこそ。素材へのこだわりや技術の研鑽、その積み重ねが多くのファンを生みました。
ただ、その努力をさらに後押しする「環境の力」として風水が働いているのも事実。良い土地に良い人が集まれば、自然と繁盛につながっていくのです。
今回は人気すぎて、買えたのはわずか3種類だけ…。食レポはまた改めてお届けするとして(笑)、パンの香りとともに、土地の気の流れまで味わえる旅となりました。
旅先で出会う名店には、やはり「理由」があります。
美味しいパンと、やさしく包み込む有情のカーブ。
飛騨高山の TRAIN BLEU は、その両方を兼ね備えた素敵なお店でした!
伝統風水師秀山公式HP