大工さんやハウスメーカーさんも、意外に家相については良くご存じですね。
家相とは、日本で発展した住居の判断方法ですが、風水とは似て非なるものなのですが、分かりやすいのは鬼門です。
鬼門を避けたがるのは家相です。
また、張りや欠けについてもかなりうるさいと思います。
張りとは住居の一部が出っ張った状態で、欠けとは一部がへこんでいるような状態です。
たとえばこの図面で一階には欠けがあり、2階には欠けと張りが両方あります。
家相では、張りや欠けは一辺の三分の一以下の場合を言うようですが、風水ではそこまで厳密には判断しません。
半分以下であれば、張りであり欠けとかんがえます。
その理由は
張りも欠けもそれ自体で悪いとは考えていないからです。
ではどういう場合が良い状態で、どういう場合が悪い状態かというと
方位の風水(理気)と一緒に考えています。
つまり、方位として良い方位が張りであれば良い場所が、多く使えるので良いと判断します。
反対に悪い方位が張り出していれば、悪い範囲が広いので好ましくないのです。
欠けもにていますがどちらかといえば反対です。
良い方位が欠けになれば、良い範囲が狭められて良くないですし、悪い方位に張りがあると凶方位が広くなるので好ましくない
このように考えていきます。
ですから、張りがあるとか欠けがあるということだけで、良いとか悪いなどと悩む必要はありません。
いずれにしても一部分のことにとらわれず、全体を詳細に分析して判断することが大切なのです。
伝統風水師秀山公式HP