私の事務所には、観葉植物が元気よく育っています。
お家の中の、気の循環が悪いと植物の育ちが悪いですので、観葉植物の成長も風水の善し悪しを教えてくれる場合があります。
ところで、観葉植物は風水改善で結構使われるアイテムです。
壁刀(へきとう)と呼ばれる、建物の角から受ける殺を和らげるために、角を隠すようにおいたり
ドアとドアが対面する対冲(たいちゅう=衝突を表す)の関係を和らげるために間においたりなど。
観葉植物は、結構便利に使える風水アイテムです。
でも、すこしだけ注意点があります。
まず、寝室や子供部屋など、人が休む場所に観葉植物はタブーです。
なぜなら、植物は日光が当たっていれば光合成して、酸素を供給してくれるのですが、夜は呼吸します。
つまり、私たち人間と同じように、酸素を吸って二酸化炭素を出しています。
すると夜寝てる間に、人間が酸欠状態になってしまいます。
ちょっと大げさですが、酸素が減ることは間違いないのでぐっすりとした睡眠の妨げになるのです。
ですから、寝室や子供部屋には観葉植物は、なるべく置かないようにしましょうね。
それから、ほとんどの観葉植物はあまり気にしないで使えますが、蔓(つる)性のものはさけましょう。
どんどん伸びてあらゆるものにからみつき、樹欉殺(じゅそうさつ)という、樹木に覆われた家を連想させます。
手入れもあまりいらないものが多いですが、水のやり過ぎには注意して下さい。
私も以前、毎日たっぷり水やりして、トックリヤシを根腐れで枯らしてしまいました・・・
何事もやり過ぎはだめですね。
そのほか、財方(ざいほう)といって、財運アップに用いる方法もありますが、効果はあまり期待できないので、そういった使い方はされない方が良いでしょう。
高さがなければ、それほど場所には気を遣わないで、改善に使うのでなければ、お好きなところに置いていただいて大丈夫なのが観葉植物です。
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伝統風水師秀山