地理五訣(ちりごけつ=清代)という古典の書物には、地形の風水(巒頭らんとう)のポイントが書かれています。
その中に、穴管成敗(けつかんせいばい)という一文があります。
穴というのは気が集まる場所、あるいは平らな場所をいい、住居でいうならば土地そのものをいいます。
つまり、土地(穴けつ)の状態が物事の成功、失敗に影響を与えているという事です。
土地の質や形が、その家に住む人のビジネスなどの成功や失敗に、影響しているというわけです。
たとえば、このような形の場合とても良いと考えられます。
周りを、角形に高く囲まれた土地は、信頼をえることができて、交流、交際する事で利益をえるとされています。
ところが、この図の逆パターンつまり四角く盛り上がった土地は、凶穴となるため、用いない方がよい土地となってしまいます。
ただし、人生もピークを過ぎて引退して、老後を過ごすには良いかもしれません。
山を切り開き、団地状態の住宅地にはこのような三方が下がっている土地の形が、比較的できやすいと思います。
また、三角形の土地や、台形、ひし形など変形した形の土地も危険です。
特に三角形の土地では、言いにくいのですがかなりの健康問題が発生しやすくなってしまいます。
また、事件などに巻き込まれるようなことも考えられますので、絶対に避けてください。
穴管成敗(かんけつせいばい)、土地の問題は形や周りの環境など、受ける影響が種類が多いので、家を建てる前によく考えて選ぶ必要があるわけですね。
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伝統風水師秀山公式HP