店舗においては、道路との関係が集客力に大きく影響することは風水でも同じです。
道路とお店の繁盛の関係について、一つ例をとってお話しします。
伊勢神宮のお参りに行くと、皆さん必ずいかれるのが、おはらい町・おかげ横町です。
この参道ぞいのお店の中にあって、ひときわ繁盛しているところは、どこだかご存じですか?
昔、徒歩で伊勢神宮にお参りしていた時代は、この地図の右側から人々が歩いてくる流れでした。
すると人間の心理では、もっと奥に、さらにもっと奥に良いお店があるんじゃないか?
という思いから、おそらく神宮直前のお店が、繁盛していたのだと思われます。
老舗っぽい大きな店構えの店舗が多いです。
ところが、今はこのあたりにあるお店は古くさくて(失礼)、あまりお客さんが入っていない感じの店が多いようでした。
団体さんは、結構入っているようです。
ちなみに、現在は神宮入り口に近いところにもっとも近い駐車場があり、そこからおはらい町に入っていきます。
そしておかげ横町(縦の通り)までが、ちょうど良い散歩コースになります。
それ以上歩くのは、お年寄りには 多少きつい感じです。
また、おかげ横町を見たいという人が多く、大体その交差点あたりで 人の流れが変わります。
つまり、水の巒頭で来長去短(らいちょうきょたん)の条件にかなっています。
と言うことは、そのあたりのお店が一番繁盛していると、考えることが出来ます。
それがここ、赤福本店です。
赤福は不祥事を起こして、長期間営業停止していたにもかかわらず、今では以前と変わらないどころか、ますます繁盛しているようです。
この例でも、人の心理(意識=もっと奥に良い物があるのでは?)と、風水的条件(来水が長い)が相乗作用していると感じます。
つまり、店舗繁栄の秘密は道路との関係が良い事と、心理的な効果が合わさると絶大だということですね。
伝統風水師秀山