伝統的な中華思想でもある風水では、天人地という三才観を重んじています。
そして、天とは宇宙や神仏、先祖などの霊的な存在までも含めて考えるのです。
その天に向かって槍をさすような形は、当然ですが好まれるはずがありません。
ですから、そのような形を冲天殺とよびます。
このような形は、住むのはもちろん良くないですが、それが見える場所に住む事も問題となります。
同じような殺として火形殺があります。
やはりとがった形を、五行の火ととらえ良くない風水と考えるのです。
また、とがったタワーのような形も同じような殺と考えられます。
ただし、遠くでちょうどよい高さに見える場合は、良い風水になる場合があります。
たとえばタワーなどが窓から見えている場合、心臓より上でまゆより下の高さに見えれば、
それは文筆(ぶんぴつ)といって、勉強ができるようになったり、絵画などの才能が発揮されたりという意味が出てきます。
でも、近くでそれ以上の高さとして見える場合は、殺(さつ=良くない風水)となるため注意が必要です。