住居の正面を流れる水は、巒頭(地形)風水からも比較的問題ありません。
しかし、建物の背後を流れる水(道路や鉄道も含め)は、劫背水(ごうはいすい)といい、悪い風水となります。
ただし、アパートやマンションなど集合住宅では建物の向きが必ずしもエントランスや玄関側とならない事も多いので注意が必要です。
劫背水の影響で現れる事象としては、建物の背後は四神相応でいう玄武にあたり、健康や子孫繁栄、夫婦和合を象徴しています。
これらに障害が出ると考えられます。
具体的には{跡継ぎに恵まれない、男の子が生まれない、長男が病気がち}などです。
もちろん、家族の健康や夫婦仲にも大きく影響します。
水が流れる事で、空気が動き風が起こります。
玄武が象徴する気である、健康、子孫繁栄、夫婦和合のための気を、背後の風が奪っていくのが大きな原因と考えられます。
ただし、水纏玄武(すいてんげんぶ)といわれる特殊な形の水の流れの場合のみ、とても良い風水となります。
画像は一例ですが、それ以外で背後に水が流れるような建物は、できれば避けた方が良いでしょう。