伝統風水の鑑定では、地形についてまず考え、次に方位の吉凶について考えていきます。
ですから、大きな範囲から小さな範囲へと視線を移していきます。
大きな範囲というのは、数キロメートルの範囲まで視野を広げてみます。
小さな範囲とは、住居の間取りや部屋の中などです。
具体的には
①屋外の地形的(巒頭らんとう)条件
・近隣の地形(山、川、道路、起伏)による立地条件
・近隣の建物(左右、前後)の影響
・近隣の道路や建物の形からの影響(形殺けいさつ)
・庭、門塀(エクステリアなど)の条件
②屋外の建物や地形の方位の影響(理気りき)
・道路からくる影響(水法)
・近隣の建物から来る影響(砂法)
③家の中の形の影響
・室内の悪い風水(形殺)、インテリア(家具など)の配置
④宅内の理気
・間取りの吉凶、ご家族の部屋の相性(吉凶)
・デスク、ベッド、レジなどの配置
・カーペットや壁紙、カーテンなどの配色
・トイレ、お風呂、台所などの排水の位置
おおまかに、こんな感じの段取りで見ていきます。
かなり詳細に分析するので、依頼を受けてから方位測定、現地調査後にかなり時間がかかってしまいます。
その後、結果報告と改善策をお伝えします。
改善策は、周りからの影響の改善のために造作(ぞうさく)といって、改築、改装やエクステリアの変更のように大がかりな事から、伝統風水改善用具や、部屋の移動、家具などの移動やカーペットの色に至るまであります。
そして、同じ家に住まれている限り、半永久的に風水におけるメンテナンスを承っています。
以上が、私の風水鑑定の大まかな流れです。
伝統風水師秀山