一般的にリフォームする箇所で多いのが次の4つです。
1)トイレ、風呂
2)キッチン
3)その他屋内
4)エクステリア
風水での重要度とはちょっと違いますが、それぞれについて注意点をお話ししたいと思います。
1)トイレ、風呂
トイレや風呂については、水周りとして注意することが多いと思いますが、伝統風水では排水口の穴の位置の善し悪しがあります。新たに風呂桶を取り換えたり、お風呂場全体を変えてしまう場合は、その位置を考慮しなければいけません。
方位の風水については専門的になりすぎるので割愛しますが、ドアの位置には注意してください。
トイレにしても、手洗い、風呂などにしてもドアとドアが向き合うのは危険です。
冲(ちゅう)といって衝突の意味があるので、家族間のもめ事などが起きやすくなる風水です。
また、トイレは狭いスペースなので階段の下に追いやられる場合も見かけます。
天井が斜めになるのは危険な風水なので、改段下は避けてください。
窓のあるなしですが、トイレもお風呂も窓はあってもなくても良いですが、防犯上での対策はしっかりしましょう。
2)キッチン
次にキッチンですが、これもシンクの排水口がありますね。この位置については、やはり方位の風水で位置を確認して行いましょう。
それ以外では、調理する場所の前方に棚をつけ、角が調理する人に向かうのは危険です。
また、梁などがあるもの同じ意味ですので、目隠しするなどの対策をしましょう。
それから、コンロと水道が対面したり、コンロと冷蔵庫が対面するのも危険です。
水と火、熱性と冷性という反対の要素がぶつかるためです。
それからコンロのある位置の前方や背後に窓があるのも避けたいです。
窓からは良い気だけでなく、殺気も入ってきますので、それらが料理に影響するからです。
また風が吹いて炎が安定しないなどの危険性もあります。
キッチンの風水は家族の健康への悪影響はもちろん、火事の原因にもなりかねないため、これらに注意してください。
3)その他屋内
その他の部屋でリフォームする場合考えられるのは、床暖房が多いと思います。床暖房もいろんな方法があると思いますが、床を温水や電熱線が走っている状態になります。
寝室や子供部屋など、寝る場所は動く要素はあまり好ましくないのです。
ですから、それらの部屋には床暖房の設備はあまりお勧めできません。
リビングなどは活発な気を好むスペースですから、床暖房も問題ありません。
あとは、すでにお話に出ましたがどんな部屋でもドアとドアが対面するのは好ましくありません。
必ず対策してほしいところです。
4)エクステリア
エクステリア(外構)のリフォームは、風水改善の効果をかなり期待できるのでお勧めです。比較的多いのがカーポートを作る事です。
これは現代の風水では、門と同じ意味をもつため、カーポートの出入り口と道路の傾斜の相性が大事です。
水法という方位(理気)の風水で、しっかりとあわせる事で、金運、仕事運などを効果的に改善することができます。
また古い日本庭園のような庭を洋風にするとい場合、岩の処理や樹木の移設なども
砂法(さほう)という風水技法で位置を確認する事で問題なく改善できるでしょう。
周りの目を気にして、塀などを設置する場合、これも家の向きによって方位ごとに高さのバランスがあるので、やみくもにできません。
しっかりと風水対策をしてすすめてください。
5)風水効果の高いお勧めリフォームは?
ここまでは一般的にリフォームとしての需要が多いものについてお話してきました。でも実際に風水で改善効果を出したいのであれば、もっとお勧めのリフォームがあります。
それはずばり玄関です。
大掛かりになるかもしれませんが、玄関はあらゆる風水技法で重視するべき場所の筆頭です。
伝統風水では気口(きぐち)とよばれ、家に気がもっとも旺盛に出入りする場所で
この玄関の位置、向きによって金運、仕事運、また家族の健康運も大きく変わります。
特に2024年からは風水の暦でも、大きな変化がありこれまで良かった家も、悪くなってしまう場合もあります。
ですから、これからリフォームをするなら、古くなって問題の箇所などやらなければいけない所と
風水改善のために、やるべき場所があるということです。
それらをしっかりと考慮した上でリフォームに取り組めば、今後数十年という単位でご家族が幸せに過ごすことができる家とすることができるでしょう。
伝統風水師秀山公式HP