形の風水(巒頭)

究極の方位取りとは?

一般的に方位とりとして知られているのは、気学の佑気とり(お水取りなど)が多いのです。

でも伝統風水で方位取りといえば、奇門遁甲です。

特に時盤といって、二時間単位の盤をつかっての移動を使います。

もともと奇門遁甲は、古代の中華圏で国同士の戦で使われたものだと言われています。

諸葛孔明が戦略で用いたという言い伝えから、神秘性が強調されていますが近年そのベールがはがされてきています。

しかし、危険な技術であることも否定できません。

使い方を間違えると、命に関わることもあるのがこれらの高度な五術の技法なのです。

さて、実際の奇門遁甲ですが使い方は大きく分けると2種類です。

実際には年の盤、月の盤、日の盤、時間の盤と4種類の時間単位があり、目的別で使います。

一般的に使いやすいのは時盤という2時間単位で方位の吉凶を分析する盤でしょう。

この時盤をつかって、目的にあった方位取りをすることをお勧めします。

奇門遁甲の特に得意な目的はこれらです。

結婚、子宝、試験、訴訟、治病、金運、営業

 

①造作法

目的別に方法は違いますが、簡単にいえば穴をほって物をうめたり、重たいものを動かすという方法です。

たとえば、財運アップを目的とする場合ご自宅の中心(太極)からみて吉となった方位に穴を掘ります。

そして、通帳のコピーなどお金にかかわるもの(自然にかえるもの)などを入れて埋めもどします。

2時間かけて穴をほって時間内に埋め終わったら終了です。

この方法は、とても効果的なのですが問題もあります。

たとえば、マンション、アパートなどでは勝手に建物の周りを掘ることはできないからです。

一戸建てで周りに穴を掘る土地の余裕がある場合にお勧めします。

②移動法

この方法は、いわゆる吉方位取りといわれるものと似ています。

自宅から時盤で吉となった日時に、その方位に歩いて移動していくという方法です。

2時間ありますので、かなりの距離を移動できます。

この方法も目的別で盤の選び方が違いますし、移動距離も変わってきます。

 
たとえば財運アップを目的としてある日時に南に移動した場合

生門という方位を使うのですが、1,2kmから7,2km南に移動する必要があります。

すると、貴人が乗り物に乗っているのに出会います。

その後、移動した先で2時間滞在します。

それで移動法は完了です。

結果は、その後新しい契約がいくつかとれたり、新商品が順調に販売が進んだと報告がありました。

奇門遁甲の結論

このように、移動法は簡単に行える方法で、一般的な方位取りとしての小旅行にも使えます。

ただ目的別で吉となる日時方位が、そんなに頻繁にあるわけではありません。

先ほどの金運アップでも、一ヶ月のなかで数回あるかないかです。

また、奇門遁甲の盤についてもいくつかの作盤方法が出回っています。

正しい盤を用いて実践することが大事です。


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