もちろん、普段の生活の中で家具の配置を変えたり、インテリアを工夫したりすることでも一定の調整は可能です。
しかしリフォームという「住まいの構造そのものに手を加える場面」では、根本的に氣の流れを大きく改善ことができるのです。
特に改善の効果が現れやすいのは、玄関や窓の付け替えです。
風水では、外から入ってくる氣の入口が非常に重要とされ、玄関や窓は「気口(きぐち)」と呼ばれる部分にあたります。
この気口の位置、向き、開口部の広さなどを変えられれば、家全体の風水を大きく変える事が可能なのです。
風水の暦では、20年ごとや12年ごとなど、それぞれの技法ごとに違いますが、吉凶の方位が変化していきます。
ですから、リフォーム時に最も良い玄関の位置、向きへと改善することで、特に財運(金運)を爆発的に上げることも可能です。
また、リフォームの中で次に注意が必要なのが台所や浴室、トイレといった水回りです。
水は風水において財運や健康と深く関わる要素であり、配置が不適切であると運気を損ないやすいからです。
たとえば台所では、排水口の位置が大きなポイントになります。
排水口が「黄泉八殺(こうせんはっさつ)」や「三陽殺(さにょうさつ)」と呼ばれる凶方位に当たってしまうと、金銭の損失やトラブルを招きやすいとされます。
もちろん健康にも影響があります。
この場合、リフォームによって排水口の位置をずらすことで改善が可能です。
それから、シンクや冷蔵庫とコンロが真正面に向かい合っている配置も望ましくありません。
これは「水」と「火」、「冷性」と「熱性」の相反する気が衝突する状態で、家庭内の不和や健康不調を引き起こす原因となるため、対面しないように配置します。
同様に、浴室やトイレでも排水口の位置が重要です。
水の流れは「氣の流れ」と直結しており、不適切な配置は健康運や家庭運を損なう原因となります。
リフォームの際にこれらを正しく調整することは、家全体の風水改善に直結するのです。
このように、リフォームは単なる住まいの改装ではなく、風水改善の大きなチャンスです。
しかし、注意すべき点は「正しい風水の把握をせずに工事を進めてしまうと、かえって問題となってしまう危険もある」ということです。
ですから、リフォームを計画する際には、まずご自宅全体の風水的な状態をきちんと把握することが大切です。
そのうえで、吉となるポイントを活かし、凶となるポイントを抑えるように工事を進めれば、住まいは格段に良い風水の空間へと生まれ変わります。
このように風水的観点から考えると、リフォームは単なる「家の修繕」ではなく、住まいの氣を根本から整える絶好の機会であり
風水を意識することで、家が快適であるだけでなく、家族の健康・財運・人間関係まで豊かにしてくれる可能性があるのです。
伝統風水師秀山公式HP


