寝室は睡眠だけでも一日の三分の一ぐらいの時間を過ごす場所です。
健康だけでなく夫婦の愛情、子供の成長にも影響が大きいため、寝室の風水はとても重要なのです。
寝室の風水で避けたい代表的な形殺(悪い巒頭風水)がありますが、これらに当てはまらない寝室であれば、比較的安心です。
(他にも形殺はあります)
①寝室のドアがベッドの寝ている頭にまっすぐ向いている

殺気は直線で増幅し、直線的に進もうとします。
ドアからの殺気が、寝ている頭に直射するため、不眠症になりやすいです。
またドアから入ってくる人の気配を常に気にしてしまうため、落ち着かなく眠りが浅くなってしまいます。
対策としてはベッドがドアと冲しない位置に移動させるのが一番です。
(その時は本命卦で、吉方位に頭が向くように設置してください)
移動が難しい場合は、写真のようにドアとベッドの間に家具を置いて目隠しするか、のれんなどで目隠しをすると良いでしょう。
②ベッドの上に梁がある

梁などで高さが違う天井は寝ている間中、脳に微弱な圧力がかかっている事が現代医学でも証明されています。
良く眠れなくなり、頭痛や精神的に問題がおきたり、意識がもうろうとしたりします。
これも対策としてはベッドを移動して梁の下に頭の位置がこないようにすれば良いです。
注意点は①と同じで本命卦で向きを決めます。
移動が難しいが場合は、梁にふんわりと布をかぶせて目立たなく隠す方法があります。
③ベッドに家具やクローゼットなどの角が向かっている

角が向かってくることを鬼角(きかく)といいます。
鬼角は殺気を放ち、寝ている間中それを受けている状態です。
具体例としては、思いがけないけが、手術、病気がちなどがあります。
対策は家具なら移動するのが最も簡単ですね。
ウォークインクローゼットは、角から延長してベッドの長さより長くなるように、かべを作るのが効果的です。
改装までできない場合は衝立で長さを出すことでも代用になります。
④ベッドが鏡に映っている

伝統風水では、鏡は気を引きつけるアイテムと考えます。
寝ている間に生気を吸い付けてしまい健康状態の悪化を招きます。
具体例として精神衰弱、イライラ、口論などがあります。
対策は鏡を布などで隠すか撤去してください。
ベッドが写る場所にあるのが良くないので写らない場所に移動することでも 効果があります。
⑤ベッドの頭(又は足)の方が窓を向いている

頭が窓を向いているのを背空(はいくう)、足が窓を向いているのを望空(ぼうくう)といいます。
どちらも外からの殺気を受けやすいため精神的に悪影響をうけ精神疾患になりやすいと言われています。
対策はベッドの移動ですが、側面が窓に来る方が比較的安全です。
そして、寝る時は厚めのカーテンを閉めます。
⑥寝室の隣がキッチンでベッドの頭の横にコンロがある

コンロは火を使い火気がとても強く頭に血が上りやすくなり精神的に不安定になると言われています。
具体例としては夫婦関係が悪くなり口論が絶えないなどがあります。
対策はベッドの位置をコンロから離して移動するのが第一です。
また火気が強すぎるため、寝室に(ベッドの下に) 黄色、茶色のカーペットなどを敷きます。
これは、五行(ごぎょう)同士の関係で、火が土を生じて弱まるため、 土の五行の色である黄色、茶色などのカーペットで改善する方法です。
⑦寝室の天井が斜めになっている

梁があるのとおなじで、常に圧迫感があり精神的にかなり悪影響があります。
具体例としては精神衰弱、うつや頭痛、ストレスによる病気など
対策はベッドを移動することが最も有効です。
天井画フラットな別の場所や部屋にベッドを移動します。
それが難しい場合、大きめの布で天蓋のようにベッドの上に平らに設置することで圧迫感を感じなくなります。
今回は健康運には寝室がとても大事であることをお伝えしました。
また巒頭の対策は比較的行いやすいことが多いので、もし形殺に引っかかっていたら試してみてください。
伝統風水師秀山公式HP