もちろん、それだけがすべての原因ということを言いたいのではありません。
健康の問題や人間関係の問題に、家の風水が与えている影響が大きいという事なのです。
特に、健康について考えてみれば寝室の風水は、とても強く影響していると考えられます。
よく北枕は不吉だから、という事を聞いた事があるかもしれません。
ところが、いろいろな人から聞いてみると北枕の方が良く寝られるという人が結構いらっしゃいます。
そして、北枕にしてから病気が治って健康になったとまで言う人も知っています。
ベッドや布団の向きということですから、これは間違いなく風水の問題だと考えられますが、なぜ寝室の風水が健康に影響を与えるのでしょうか?
病気の原因は、ストレスにある
現代の医学で、ストレスが多くの病気の原因であると言われます。でも、ストレスと一口にいっても種類はたくさんあるようです。
ストレスの原因はストレッサーと呼ばれその外的刺激の種類からその中で、一般的に心理的要素を特に「ストレス」と表現しているようです。
物理的ストレッサー(寒冷、騒音、放射線など)
化学的ストレッサー(酸素、薬物など)
生物的ストレッサー(炎症、感染)
心理的ストレッサー(怒り、不安など)に分類される。
ストレッサーが作用した際、生体は刺激の種類に応じた特異的反応と刺激の種類とは無関係な一連の非特異的生体反応(ストレス反応)を引き起こす。
ストレス−wikipedia
心理的ストレスは、その大半が人間関係です。
職場や学校など、主に自宅以外での人間関係が心理的ストレスとなっている場合が多いと、多くの調査で分かっています。
マイナビニュース:働く女性94%が仕事にストレス – 原因1位は「上司との人間関係」この調査では、働く女性だけを対象に行っていますが、おそらく男性でも同じような結果だと思います。
まず、働く女性の94%がストレスを感じている事
つまり、ほとんどの方が何らかのストレスを感じているという、驚くというかやっぱりという結果です。
そして、最も多かったのが上司との人間関係で43%
それ以外でも、同僚、部下との人間関係も40%の人がストレスを感じています。
やはり、人間関係が問題と思われます。
そして、多くの人がストレスをため込んで自宅に帰っていきます。
本来、自宅はゆっくりリラックスして、身体も心も休む場所であるはずです。
家族と団らんを過ごし好きなテレビを見たり、暖かいお風呂につかり、ふかふかの布団で眠る。
これで、ストレスが解消され翌日は元気に出発!
だったら良いのですが、そうなってはいないのです。
家の風水が健康に大いに関係がある
自宅での過ごし方で、じつは睡眠の占める割合がとても大きいです。理想的には、8時間ぐらい睡眠をとれるのが良いのですが、なかなかそこまでゆっくり眠れる余裕はないかもしれません。
しかし、睡眠時間が自宅で過ごす時間のなかで割合が多いのは、間違いないことです。
睡眠の質が悪ければ当然ストレス解消とならず、それどころか体調不良となってしまう事も考えられます。
“睡眠時間”は気にするものの、“睡眠の質”についてはその重要性が見落されがちだ。このように大多数の人が、睡眠の質に不満を感じているという調査結果を見れば、明らかに睡眠の問題を考えなければいけません。
“睡眠の質”への満足度を尋ねたところ、“満足”と回答した割合は米国59.4%、仏国61.1%に対し、日本は44.7%となった。
一方、“不満”と回答した日本人は36.0%と、約3人に1人が“睡眠の質”に不満を感じていることがあきらかになった。
日本生活習慣病予防協会
伝統風水では、寝室の風水をとても重要視しています。
それは、古代から睡眠の質が病気や仕事の効率まで変化させてしまう事が、経験的に分かっていたからです。
ですから、寝室の環境を改善しベッドの位置や向きにこだわって配置をします。
たとえば、ドアから真っすぐベッドの頭に向かうような動線を、良くない風水と考えます。
その理由は、ドアが開くたびに誰かが入ってくる気配を感じるので、寝ている間でも潜在意識でストレス(恐怖)を感じさせるからです。
それ以外にも、窓を頭にしたり反対に窓の外が見えるように配置する事も嫌います。
なぜなら窓からは多くの気が入ってくるのですが、その中には殺気とよばれる良くない気もあります。
直接頭に殺気を受けるため、そのような配置は良くないということなのです。
今すんでいる家の風水を改善する事で、変化があるのか?
と言う事は、それらの良くない風水を避ければ、良い寝室やベッドとなり睡眠の質が向上するということになります。事実その通りで、ベッドの配置を変えただけでぐっすりと眠れるようになり、健康問題が改善します。
それは、特別なマジックでも何でもなく、これまでお話ししてきたように、寝ている間に受ける潜在意識へのストレス
人が突然入ってくる恐怖や、屋外から何かが進入してくる恐怖など、心理的なストレスを排除すると言う事が最も大きいのです。
また、目にみえる風景が与える心理効果もです。
大きな柱などの角がベッドに向いていたり、梁(はり)の下なども、同じように心理的殺(風水的に良くない事)として働きます。
それは、当たれば痛いとか落ちてきたら重いなどという、潜在意識が感じている不安がストレスとなるため、それらが見えない位置へと移動する事で、やっぱりぐっすりと眠れるようになります。
風水の改善で、健康で幸せな生活を
それ以外には、方位の善し悪しもあります。地球には地磁気という自然の磁場があり、その磁気を感じる能力が私たちには備わっています。
そして、その地磁気の特異性(方位による強弱)を感じる能力が生まれた年によって、若干違っています。
それを本命卦(ほんめいか)と風水ではよんでいます。
つまり、生まれ年によって頭をどちらに向けて寝た方が良いかが違うという事です。
本命卦にしたがってベッドの向きを変えることで、
・それまで不眠症だった方がぐっすり眠れるようになった
・夫婦仲が円満になった
・ストレスが減って、仕事に打ち込めるようになった
・お肌がきれいになった
・お付き合いする人ができた
・やる気がなかった子供さんが、勉強やクラブ活動を頑張り出した。
・なかなか子供が出来なかったのに授かれた
そういう事も可能です。
健康に問題があると悩んだり、人間関係がうまくいかないなどの悩みがある時は、一度寝室の風水を含めてご自宅全体の風水を考えてみるのも一つの方法だと思います。
伝統風水師秀山公式HP