方位を重視する(理気りき)風水のなかでも、香港・台湾でも流行っている風水です。
この風水の特徴は、チャート(挨星盤:あいせいばん)という数字盤を使って財運、健康運の吉凶を細かく判断できるところです。

これは、風水の暦で八運(はちうん)という 2004年から2023年までに建築された建物の風水を考えるときに、使用するチャートです。
間取りを考える場合、この風水をつかうと とても合理的に配置をすることが可能です。
また、改善方法も五行(ごぎょう)を使った方法が中心となりますので、比較的かんたんです。
たとえば、色を使った改善方法では、カーペットの色を変えたりパジャマなどの色を変えるなどの方法を使います。
何となく、カラー風水みたいですね(^^
また、財運の良い星がまわっている方位を、水星(みずぼし)が「旺(おう)じている」といいます。
今なら2024年から9運に入りましたのでチャートの右側の数字が9や1が良い数字となっています。
店舗などをされているなら、こちらにレジを置くことで、お金が入ってきやすくなったりします(^^)
下の図面では○を付けてある数字が財運を表すので、○の8,9が巡っている方位になります。

玄空飛星派風水は、チャートの意味がわかれば、使い方はとても簡単で応用範囲も広いので、かなり使える風水なのです。
周りの地形、環境の影響がある上で、室内の気をチャートで読み解くことで、よりピンポイントの風水改善を行っています。
たとえば△の数字が旺じている9や1の巡る方位に寝室や書斎などを配置したり、背の高い家具や重たい家具を多めにするなど
逆にそれ以外の数字が巡っていて、それでも寝室としているような場合は、先ほどの色を使った改善が有効です。
たとえば、寝室が△3となってる場合、3の象意として怒り(紛争、略奪)の意味があり危険です。
3は五行が木ですので、火を生んで弱まるため赤や濃いピンクなどの色のラグなどで改善します。
また玄関には○の9や1が巡るのが理想的です。
財運が活発となり経済的な発展が望めますが、逆に7が巡っていたりすると破壊、スキャンダルなどの象意があり、危険な玄関となってしまいます。
△の時と同じように、7は五行で金を表し、水を漏らして弱まります。
水を表す色は黒なので、玄関マットを黒の物を使うことで、改善します。
この場合の改善はマイナスを何とかプラマイゼロに近づけるだけなので、その他に水法などで財運アップの担保をする必要があります。
このように、巡る星(数字や△○)の意味や吉凶でカラーを使って対策したり、その他の対策を細かく考えられるのがこれらの風水の特徴です。
既存の住居も新築の間取りも、比較的柔軟に用いられる応用範囲の広い技法であるため、風水でお悩みでしたら1度調べてみることをお勧めします。
伝統風水師秀山