伝統風水が教えてくれるパワースポットでは、風を防いでくれる周りの環境が重要です。
なぜなら、パワースポットに集中している気のエネルギーは、風によって散ってしまうからなのです。
ですから、人が住む住居の風水を考える場合、両隣の建物などがまもる構造となって、気が散ってしまうのを防いでくれると考えます。
気というのは、風水で考えると水と同義ということができるのですが、水は傾斜がない場合は風によって動いています。
お墓を陰宅(いんたく)といいますが、陰とは動かない事を意味しています。
なくなった人が葬られているので、気が活発に循環する必要がありません。
人が住む住居は、陽宅(ようたく)といい、陽つまり気に動きがある活発な状態を表します。
ですから、住居では動きがあり活発な気の循環がひつようなので、完全に周りを囲んでしまうのは良くないのです。
空気の流通によって、気のエネルギーが移動し、循環できるような状態が良いのです。
左右の建物が大きすぎたり、前方のスペースがまったくなくて、大きな建物があるなどは凶となります。
家の正面には、適度な広さの庭があって、明堂(めいどう)として存在すると理想的です。
財運に困ることはないという、とても良い風水になるわけです。
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伝統風水師秀山