私たちが住んでいる日本は、どちらかといえば年間の降水量も多めです。
ということは、家にもたくさんの水が降り注いだり、道路にもあめの水が流れている事が多いわけです。
伝統風水では、水のエネルギーを動的エネルギーととらえ、財運を左右すると考えます。
河や、道路、鉄道、開けた場所などを水として判断します。
反対に山や建物、構造物のように、大きさや重さがあって動かないものを静的エネルギーととらえ、健康、和合運を左右すると考えます。
そして、水のエネルギーを観察し分析することを、水法(すいほう)といい、とくに財運の判断に優れています。
巒頭(らんとう)風水では、水について形で判断します。
たとえばカーブしている河や道路で、カーブの外側は無情(むじょう)の地といい、そのような形を反弓(はんきゅう)といって嫌います。
また、長さについても考えます。
玄関に向かってくる道路が長く、去っていく道路が短い場合、来長去短(らいちょうきょたん)といいます。
収入が多く、支出が少ないという形ですね(^^)
ところで、水法というのは上記の巒頭とは違う観点です。
玄関前を流れ去る水が、どの方位からきて、どの方位へ去っていくかを判断します。
簡単に言えば、吉の方位からきて、凶の方位へ去っていくのを合局(ごうきょく)といって良しとします。
しかし、凶の方位からきて、吉の方位へさったり、吉の方位からきて吉の方位へ去ったり、凶からきて吉へ去るのを不格局といって改善が必要です。
多くの水法の種類がありますが、水は財に関わるだけでなく健康も左右します。
ですので、水法も正しい使い方をしなければ効果はありません。
伝統風水師秀山