伝統風水では日を選ぶことを、とても重視しています。
地鎮祭、建築始め、柱を立てる、屋根を作る、壁をつくる、床を張る、内装を仕上げる、門をつくる、アプローチの道をつくる、玄関前を舗装する、引っ越し(荷物を入れる)、暮らし始める、などなど。
もちろん家に関わることだけでなく、冠婚葬祭や農業、畜産、漁業、林業にかかわることや、旅行、開店、契約、医者にかかる日など、日常生活や仕事にかかわることなど、いろいろな種類の日選びがあります。
これを擇日(たくじつ)といい、擇日風水ともいいます。
擇日とひと言でいっても、色々な種類の擇日法があり、日本のように六曜(大安や友引など)だけで日を決めるような、無謀な事はしません。
その中でも、最も信頼されている擇日法が叢神法(そうしんほう)という、四柱推命によくにている方法です。
にているというのは、干支(かんし)暦による方法だからです。
出発点は、同じなので兄弟ともいうべき擇日法といえます。
この、叢神法(そうしんほう)にもとずいて、一年の暦を編纂したものが通書(つうしょ)といわれる、暦の書物です。
一見すると、呪文のように漢字が羅列していますが、意味がわかれば便利に使いこなせるようになります。
これは、ある1日の内容ですが歳徳合(さいとくごう)という、とても良い吉神が巡っているため、色々と良い日となっています。
結納、結婚式、地鎮祭、工事始め、工事全般、引っ越し、旅行、遠方への出張、染色、家畜の納入など。
ただし、凶神として重喪(じゅうも)も巡っているため(その他は影響が少ない凶神)葬儀全般、お墓の掘り始め、お墓の移転、お墓の修復などは良くないです。
このように、通書ひとつあれば毎日の行動予定を、上手に決めることができます。
そして、結果が思った以上に良いという、まさしく運が良くなる日選び法といえます。
擇日は、意外に手軽ですが積極的に使える、ご家族が幸せになれる運の活用方法です。
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伝統風水師秀山