日本で言う暦を、中華圏では通書(つうしょ)といって、様々な種類があります。
一般的なものは、通勝と書かれていたりします。
厚さも、かなり薄めのこんなのが、多いです。
で、中身も日本の九星ごよみに似ています(^^
こんな感じで、生まれ年(えと)ごとの、今年の運勢や、西洋占星術の占い、気功のやり方や、様々なおまじない的な雑占ものっています。
それから姓名判断も、載っています。
そして、年の「えと」と同じ生まれの人が、太歳(たいさい)といって良くない年回りとなるのですが、その太歳よけの御札が、しっかりと付録でついています。
切り取って、左下に名前を書いて使います。
内容は、このように盛りだくさんですが、肝心の擇日の内容については、扱いが少ないものが多いようですね。
やはり、一般人はむずかしい神殺を使いこなすというより、いろんな占いなどのっていてお得感があり、親しみやすいものを好むのですね。
ちょっと大きめのサイズで、厚みもかなりある、こんなタイプもあります。
こちらには、様々な孔子、朱子などの説話や伝記なども挿絵入りでたくさん書かれています。
また、人相などもありました。
以前、通書をつかった吉日選び「通書擇日」を講座で始めるために、参考のためたくさんの種類を取り寄せてみました。
一般的な物は、擇日館(たくじつかん)という日本でいう占い館(もっとレベルは高いですが)のような場所で使われる通書とは、格が違うという印象です。
内容が充実しているものは、擇日とは関係のない事がたくさん書かれているだけですし、内容の薄いものは本格的に、日を選ぶには少々不安です。
やはり、余計なことが書かれていない由緒正しい三合派擇日の通書や、天星法擇日の通書が、信頼できます。
中身も、印刷もレベルが高いです(^^
こんな感じで、色々な通書を見てみるのもおもしろいものです。
吉日選びについて、その他の記事はこちらからご覧下さい。
伝統風水師秀山