先日、山口県へ出張があったため終了後に風水パワースポット龍造寺にも出かけてきました。
龍穴に建つ龍蔵寺を取り囲む地形は、古典の図版をみるとこの形と判断することができます。
これは長鉗(ちょうかん)穴という龍穴の形です。
青龍、白虎の砂が長く伸びているのが特徴です。
じっさいに長鉗穴は左右の砂が長く伸びていることで、気が漏れてしまってあまり良い龍穴とはいえないのですが、しっかりとした案山がある場合のみ良い龍穴となります。
こちらの龍蔵寺は、川を挟んだ案山が姫山という、かわいらしい龍があり条件が整っています。
赤丸の場所が龍蔵寺で、四角で囲んである所が姫山です。
ですので、龍蔵寺は巒頭風水でいう龍穴砂水そろったパワースポットなのです。
境内の様子は、こんな感じです。
それほど広くはないのですが、滝がありその上の奥の院まで行こうと思うと、かなり急勾配を上がっていかなければならないので、1時間以上かかります。
下から滝を見るだけでしたら30分もあれば、ぐるっと回ってこられる広さです。
この日も、かなり気温が高かったのですが、木陰が多くとても涼しいです。
さすがに観音堂は、歴史を感じさせるたたずまいですね~(^^
文武二年(六九八)に、役小角(えんのおずぬ=役の行者)が奥の院のある洞窟で祈願したのが最初で、天平十三年(七四一)行基上人が自ら千手観音を彫り、寺を開いたとされています。
それが本当なら、ものすごい由緒あるお寺ということですね。
本堂の少し上方に、大きなお不動様が立っていらっしゃいます。
すごい迫力ですね~。
そして、お不動様の左手に三段になった見事な滝があります。
この写真では、一段しか見えないのですが、この上にさらに二段あるのです。
この滝を見ながら、登っていけば奥の院に行けるのですが、この日は時間がないため奥までは断念しました。
本堂の左手には、ボタンやシャクナゲの庭園があり、また樹齢550年、天然記念物の大銀杏も見応えがあります。
このようなパワースポットには、霊木といっていい巨木が育つのも、一つの特徴といえます。
大地の気が旺盛なので、ここまで銀杏も大きく育つのでしょう。
さて、この場所でもっとも心地良いのが観音堂付近です。
むずむずと、力がわいてくる力強い気で、敏感な人はピリピリ感じるぐらいかもしれません。
仕事や人間関係に疲れてしまった方は、この場所にきて1時間ぐらいすごしてもらうと、元気になって帰って行けると思います。
ただし、狭いのでゆっくりすごしたい場合は、お不動様のまえの少し広い場所か、下りていって自然に樹木でできた欄干の橋を渡った本堂前が広くなっています。
とても珍しい、自然の欄干です。
写真の通路(橋)両側は樹木が作った欄干です。
そして、この寺のもう一つの見所が、雪舟が作ったとされる庭園です。
こけむした庭園は、静かに瞑想するにも良さそうですが、こちらも広さがあまりないため、ゆっくりできないかもしれません。
このように、山口県の龍蔵寺は、とてもすばらしいパワースポットでした。
萩や秋芳洞に行かれる時は、是非こちらにも行かれると良いですね~(^^)
伝統風水師秀山公式HP