風水パワースポット

沖縄の風水(琉球風水)は、独特な発展をしたようです。


沖縄では琉球王国時代に、中国と直接交流があったため早くから風水が根付いていたようです。

書籍として残っている資料では、17世紀にはすでに琉球国に、かなり高度な風水が存在していました。

そして、蔡温(さいおん)という儒学者が、国師(こくし=総理大臣のような立場)となってからは、琉球風水というべき独特な発展をとげます。

蔡温は、さまざまな重要な建築に携わり、首里城の建設までも任されるようになりました。

15 その影響は現在までも色濃く残っていて、沖縄土産として売られている、シーサーや石敢當(いしがんとう)にも、見ることが出来ます。

シーサーは、獅子(しし)と同じ目的で用いられ、外からの殺気を和らげるのに用いられますが、現在では魔除けのように考えられています。

94 本来は、形殺(けいさつ=屋外の悪い形の風水)の改善に用いられます。

たとえば、突き当たりの家やカーブした道路の外側に建つ家などで、玄関や門の外で、両側に設置し殺気が向かってくる方へ向けて、殺を和らげるのです。

そして、石敢當も同じように形殺の改善のために、屋外で設置します。

沖縄では、路地の突き当たりなどに、今でもあちこちに設置されているのを見かけます。

このように、多くの風水的な影響を見ることが出来る沖縄ですが、やはり琉球王国が滅んで薩摩藩の実質支配となり、第二次大戦後アメリカに統治され、そして本土復帰という変化のなかで、いつしか失われてしまったようです。

沖縄では風水にかぎらず、古い伝統そのものが失われつつあるようですが、こういった伝統文化は残していって欲しいものですね。


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