壁の色や床の色、カーテンの色など、色についてはいくつかの考え方があります。
たとえば、五行(ごぎょう)という気のエネルギーは色で表すことが出来るため、部屋毎(方位毎)に、五行の色を使って改善する事が出来ます。
木のエネルギーが必要なエリアなら青色や、緑色などを使うのです。
でも、そうやって色をきめるとなると、風水では最低でも八方位に分けて考えますので、それぞれの方位毎に、壁の色を変える事になってしまいます。
極端な話しですが、八種類の壁の色(実際には五行なので、五種類)になった家、住みたいとおもいますか?
たぶん、ほとんどの人が嫌だとお答えになると思います。
風水では、壁の色より床の色や、材質で五行の改善を行います。
床ならば、カーペットなどで色を変えることができて、エリア毎に分けることも簡単です。
また、床にある柄や色の範囲によって、潜在意識は一定の範囲を決めるらしいことも分かっています。
それから、カーテンの色でも五行の改善に利用することはあります。
ただ、たとえば水は黒、濃紺などの色なので暗くなってしまうので、お子さんの部屋のカーテンには向かないかもしれません。
ですから、カーテンも風水の影響としては少ないため、比較的好きな色を選んで利用していただけば良いと思います。
壁の色(屋外)もそうですが、奇抜な色は精神衛生上よろしくないので、おとなしい色が多いと思います。
真っ赤っかの壁や、トリコロールカラーの壁などでは、見る人によっては目がちかちかして、不快感を感じるでしょう。
そのような家は精神的な殺(さつ=風水的に凶となること)となってしまうのです。
外壁などはベージュやグレーっぽい色が多いのは、そういった理由でもあるのです。
誰に見られても、不快にならないという色がベストなのですね。
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伝統風水師秀山