岐阜近郊にある風水パワースポットで、一番お勧めなのが行基寺(ぎょうきじ)です。
養老山脈の力強い龍脈が生み出す、余気(よき)の穴に建てられたお寺で、特殊なパワースポットですがその効果はとてもすばらしいです。
別名隠れ城といわれるように、ひっそりと目立たない所に建っているせいなのか、いついっても観光客がほとんどいません。
すぐ下の月見の森の道の駅は、日曜など人でごったがえしているのに、ここだけはしんと静まりかえっています。
日本で最初の大僧正という位に就いた行基上人が、奈良の大仏建立のため各地を行脚している途中、聖武天皇の許しを得てこの地に開いた寺とされています。
行基上人入滅のお寺といわれているだけあって、すばらしい山門です。
ただし、劣化が激しく山内もかなり失われた建造物があり、すべてを見学することができないのが残念です。
拝観料400円を払って、本堂と回廊庭園を見学します。
本堂は、それほど大きくないですが、彩色豊かな地獄絵図があったり、なかなか見所も多いです。
しかし、なんといってもすばらしいのは庭園です。
当時のままで、黒光りする板の廊下の奥には、すばらしい書院があります。
濃尾平野が一望できるすばらしいロケーションです。
まっすぐ正面には、遠く名古屋駅のツインタワーが見えます。
あいにくの曇りですが、天気が良い時は知多半島や、南アルプスまで見えるそうです。
もちろん、この曇りの風景でも、すばらしいことには変わりありません。
ここでは、しばらく景色を眺めていると、強い気を背中側から感じることができると思います。
そして、頭の中の混沌とした雑念や、身体に染みついている嫌な感覚が、洗い流されていくような、まさしくリセットされていく事を感じます。
日頃、仕事で疲れが溜まっている人や、アイデアが枯渇してなかなか浮かんでこないような状態の人には、まさしくもってこいのパワースポットといえます。
そして、もう一つの顔である中庭は、こんな感じで、まったく印象がちがます。
その理由は、動と静であり陰と陽の違いだと考えられます。
先ほどの書院では、海へと続く広い景色が借景として用いられていますが、これは動であり陽の気が旺盛な場所なのです。
また、広い場所は水にもたとえられ動きがあり、エネルギッシュな場所となります。
反対に、中庭は完全に閉鎖された空間となり、静であり陰つまり動きがあまりない場所となっています。
こちらでは、瞑想などの自分の内面に向かっていくのに、もってこいの場所だと言えます。
そして、わき水を集めて鹿威しが時々、こーんと響くのがアクセントとなり、わびさびを感じさせる庭となっています。
この、二つの庭を味わうことで、心も思考も完全にリフレッシュすることが出来るのが、行基寺の特徴です。
岐阜から40分ほどでつくパワースポットなので、仕事に疲れたらぜひ行ってみてください。
午後4時までが拝観時間ですので、拝観はお早めに~(^^)
場所はこちらになります。
岐阜県海津市南濃町上野河戸1024-1
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