先日、京都にいってきました。
場所は、嵐山や嵯峨野の竹林で有名な天龍寺です。
グーグルマップより
桂川の有情(うじょう)の地に建ち、一番大きな建物である方丈(ほうじょう)からは、曹源池を前景に背後に嵐山を眺める、すばらしい立地です。
方丈と嵐山
平日にもかかわらず、かなりの観光客でにぎわっていました。
庭園から見学したのですが、あまり写真をとれませんでした。
こちらが曹源池と、後ろに見えるのが嵐山です。
季節的に、花もほとんど見られず、紅葉には早すぎて少し残念ですが、それでもかなり広い庭園は、散策する価値はあります。
とくに、天龍寺に向かってきた龍脈が、吐舌(とへい)をだした起伏を上手につかい、庭園が造られていて、とても美しい姿です。
水がとても多く、わき水などで流れを作り、あちこちに配しています。
天龍寺は、何度も火災に見舞われているようですが、水が多い場所には不思議と火気が旺盛となり、火事が多いので、この場所もそうなのだと思います。
水が豊かであるということは、財運も豊かということができます。
まあ、檀家さんの数も多いでしょうし、観光客もひっきりなしなので(^^
そして、庭園の北端部では嵯峨野へつながる出口があり、一部竹林も楽しむことができます。
庭園には、木陰も多いので暑い中で歩いても、なんとか全体をみることができました。
木陰は、とってもすずしかったです。
さて、その後庭園を一通り見終わって、建物内部を見学しました。
以前いってきた永平寺も禅宗のお寺でしたが、天龍寺も禅宗ということで、七堂伽藍という作りは同じですが、それぞれの建物や配置の仕方はまったく違っていて、とても興味深かったですね~。
比較的平坦な立地なので、こんな感じの渡り廊下でつながれています。
この渡り廊下が、涼しくて気持ちよかったですねー。
茶室脇を流れる小川です。
手を入れてみたら、めっちゃ冷たかったです。
全身に、水をかぶりたい!って感じでした。
建物の中で、もっともお勧めは方丈です。
曹源池に向かっている廊下に腰掛けて、池と嵐山を眺めつつ瞑想するなどは、とってもお勧めです。
もっとも、観光客が多くて落ち着かないかもしれません。
逆に、方丈から法堂を眺める正面も、人がいなければすごく落ちつきます。
ご覧のように、景色に余分なものは一切ありませんので。
私たちは、こちらでゆっくりさせていただきました。
その他、法堂には有名な天井の雲龍図もあります。
土日限定公開なので、まともにはみることはできませんでした。
実は、まともではないですが、しっかりと見ることはできたのです。
地元のタクシーの運ちゃんが、こっそり教えてくれたのが、正面のお賽銭を入れる木枠の間からみる方法です。
中が暗いので、ちょっと時間がかかりますが目が慣れると、しっかりと雲龍図を見ることができました。
おかげで、すこし得した気分です(^^
今回、天龍寺で感じたのは長い歴史があるお寺なのに、若々しい力強さです。
というのも、龍を生かした作りであり寺院の守護を、多くの龍によってなされているからかもしれません。
何度も、焼けながらもそのたびに力強く再建された、そのエネルギーは人の力も大きいですが、この場所の持っているエネルギーが、そんな力を持っているからに違いありません。
近頃元気がないとか、夏ばて、仕事疲れなど、この場所に来て数時間過ごしてみると、元気回復することができると思いますので、休みを利用して行かれるのも良いと思いますよー。
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