先日、伊勢神宮の式年遷宮が滞りなく終わりました。
これで、20年間新しく建てられた外宮、内宮で時を刻んでいくわけです。
ところで、伊勢神宮の内宮は伝統風水の観点からも、すばらしいパワースポットだといえます。
その理由の一つ、とても大きな要素である背後から迫る山(龍脈りゅうみゃくといいます)についてお話しします。
山(龍脈)と一口にいっても、いろいろな形があります。
それによって、得られるエネルギーもまったく違ったものになります。
地形の風水(巒頭らんとう)の古典、地理人子須知(ちりじんししゅち)によれば、大きく分けても12種類の龍が取り上げられています。
生龍、死龍、強龍、弱龍、順龍、逆龍、進龍、退龍、福龍、病龍、劫龍、殺龍などです。
そして、秘訣としてこのように書かれています。
「首識尋龍之法。」
つまり、地形の風水で気が旺盛な場所を調べるには、まず山脈(龍=地勢の流れ)の形を調べて分類する事です。
龍とは、山脈が連綿と連なり起伏、曲折によって、まるで龍がはっているような様をいいます。
そして、山の龍の形を先ほどの12種類に分ける事で、その龍のもつエネルギーと実際の影響を大まかにつかむ事ができます。
すべてを説明すると長くなるので、伊勢神宮の龍はどの龍かというと
伊勢神宮の龍は生龍(せいりゅう)と呼ばれる龍で、古典には「生是低昂多節目。」と書かれています。
低く昂ぶり(たかぶり)、節目が多いという意味ですがまさしく、ごつごつと隆起して、節がうねうねとくねり大きく首を振る様は、力強い龍そのものですね。
そして、この山脈(龍)が、伊勢神宮のように気が集まる場所(穴けつといいます)にもたらす影響は
この龍は最もよく、必ず富貴の穴を結ぶ。その土地は子宝に恵まれて栄え代々富貴となる。
これが伊勢神宮の内宮が存在し、影響を与えている山脈(龍)の意味です。
つまり、子孫繁栄と富と出世に良いという事になります。
これらの願いをかなえたければ、伊勢神宮内宮に行かれてなるべく長く滞在されると良いですね~(^^)
伝統風水の鑑定について詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。
伝統風水師秀山公式HP