風水パワースポット

パワースポットを勘違いしていませんか?


このところのパワースポットブーム、なかなかなくならないどころか、定着してしまっている感があります。

書店に行くと、パワースポットと表題にある本がいまだに結構並んでいます。

確かに日本中パワースポットと言われる場所は、たくさんあります。

でも、風水というものさしで見た時、世間で言われててもまったく違っている事がとても多かったです。

日○東○宮とか・・

伝統風水の観点から、パワースポットの条件は5種類ぐらいに分けられます。

今日は、その中から「大地の気が集中する場所が、パワースポットである場合」についてお話しします。

実は、質問をいただいています。

ここがパワースポットなのではないかと、噂の所があるというのです。

そこを、検証してみました。

グーグルの航空写真ではこちらになります。

スクリーンショット 2014-01-12 19.31.38 この印の所に、「不思議なツイてる石」 嬉石(きせき)と呼ばれている石があるらしいです。

・流行っているレストランがあって、すぐ近くにいわれのある史跡や神社がある。

・高台になってて、景色が良くて気持ちも良い。

・パワースポットと噂されている。


たぶん、それだけでパワースポットだと思ってしまうでしょうね。

では、この場所は風水の観点でみたら、どんな場所になるのかを見てみましょう。

古典の書籍に、パワースポットのポイントをわかりやすく図解したものがあります。

指針 唐代の書籍、雪真賦より

図の真ん中あたりに、過峡(かきょう)とあります。

これは、龍(山、あるいは山脈のことをいう)の幅が、急に狭くなり低くなる場所です。

特に、下の孕と書かれている場所(龍穴=りゅうけつ)につながる部分は、龍の首とも言われます。

入首(にゅうしゅ)といって、一番大事な部分なのです。

blog_import_511b95f9852cf ちょうど、このように急に狭くなり低くなっている部分です。

気が収束して集まっているので(束気=そっき)、このような場所がパワースポットとして存在していることがあります。

先ほどの航空写真を見ていただくと、国道1号線や県道などで、左右の龍(白虎、青龍)が完全に分断されています。

過峡(かきょう)や、束気の場所が分断されると、その龍は死龍(しりゅう)といって、力を失った山となります。
ということは、残念ながらこの場所は、パワースポットではないということになります。

パワースポットは、単に人が集まるからとか、心地良いからという感覚で決まるものではありません。

風水では、ちゃんとした理由づけがあるのです。

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伝統風水師秀山
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