そのひとつが「時間」を考えるかどうか。
家相では、家の間取りや方角を見ても、築年数や建てられた時期までは考慮しません。
でも風水では、この「時間性」がとても重要なんです。
風水には 三元九運(さんげんきゅううん) や 二元八運(にげんはちうん) といった、独特の時間軸の考え方があります。
ざっくり言うと、数十年ごとに「地運」と呼ばれる大地のエネルギーの流れが変化するという考え方です。
だから、同じ場所に建つ家でも、建てられた年代によって持つ運気が違うわけですね。
最近、香港や台湾でも大人気で、日本でも広まりつつあるのが 玄空飛星(げんくうひせい) という流派。
これは、建物の「誕生日(築年数)」と「向き」を組み合わせて、下のベースになるチャートを使いその家独自のチャートを分析します。
たとえば2024年から2043年までは「下元九運」と呼ばれる時期です。
最近建てられた家は、9のエネルギーが中心となります。
このチャートをベースに建物の向きから数字を配列し、その家独自のチャートを作ります。
たとえばこんな感じです。
それを見ながら財運・健康運・人間関係などを細かく読み解いていきます。
ポイントは、このチャートの数字ひとつひとつに「五行(木・火・土・金・水)」の意味があること。
その組み合わせで吉凶が一目で分かるので、「どの部屋に寝室を置くか」「どの方位を強化すると金運が上がるか」などの改善策をピンポイントで出せるのです。
だから、風水では家をただの建物とは見ません。
家にも誕生日がある」と考えて、その命運を読み解くんですね。
さて、あなたのお家はいつ生まれたのでしょう?(^^)
伝統風水師秀山


