鬼門は、風水が悪い方位であると一般的に言われています。
この方位に、不浄(トイレや風呂など)があると家相が悪いといわれ、大工さんなども気にされます。
でも、本当に鬼門(北東)は、悪い方位なんでしょうか?
日本の家相という間取りの見方では、方位の意味や吉凶をほぼ固定的に考えます。
東は長男という意味を持ち、西は金運となります。
その方位が「欠け」といって へこんでいたりすると「長男に災難が起こる」とか、「金運が無い家だ」となってしまいます。
つまり、家がどちら向きに建っていようが、いつ建った建物であろうがその意味は固定的で変わりません。
しかし、伝統風水では家の正面が向いている方位や、気が旺盛にやってくる方位によって、それぞれの方位の意味が変わっていきます。
つまり方位の意味合いが、固定的ではなく変化するということです。
そして、それぞれの家によって方位の影響はまったく違ってしまって、現地にいかないで正確な判断はできません。
ですから、正確な方位測定が必要ですし、羅盤(らばん)といわれる方位測定の道具がかかせません。
かっこつけで羅盤を持っているわけではなく、それぞれの層に書いてある文字や記号が、風水技術のかたまりなのです。
それぞれの風水技術を正確にもちいて鑑定し、その結果で改善をすることで素晴らしい改善結果(健康を取り戻す、子供が授かる、収入がアップする、人間関係が良くなるなど)をもたらしてくれるのです。
ですから、鬼門といわれる方位であっても、必ずなにか悪いことがある訳ではなく、逆によい場所として使えることはいくらでもあります。
伝統風水師秀山