実際、多くの風水師が金運をテーマにしたアドバイスを行っているのも事実です。

なぜなら、金運(伝統風水では財運と呼びます)は効果が表れやすく、変化を実感しやすい分野だからです。
伝統風水では、財運と健康運はペアで考えられます。
財運は動きのある運気、つまり「活発さ」と関係しており、家の中では玄関やリビングなど、人が頻繁に出入りし、活動的に過ごす場所に注目します。
反対に健康運は静かなエネルギーに関わり、寝室や仏間など落ち着いて過ごす空間に宿るとされます。
つまり、活動的な空間を整えることが財運アップの鍵なのです。
たとえば「玄空飛星派」という流派では、財運が活性化している方位に扇風機や時計、水槽や噴水など「動きを持つもの」を配置して、さらに気を活発にします。
逆に「三合派」では地形や道路との関係を重視し、水の流れ(道路や川)と建物の向きを分析する「水法」で財運の善し悪しを判断します。
その結果によっては、玄関の位置を調整したり、門の造作を工夫したり、神棚の向きを変えるといった具体的な改善策がとられます。
ただし、財運の見方や改善法は一つではありません。
人の生まれ持った運気や家の条件によって、適切なアプローチは変わります。
八方位だけを見る単純な風水では効果が薄いのもそのためです。
だからこそ、私は三合派や三元派の知識はもちろん、古典にしか残っていない技法までも学び続け、実践しています。
金運アップは単なる願掛けではなく、伝統的な理論に基づく調整によってこそ成果を得られるものです。
ご家族がより幸せに、豊かに暮らせるよう、ぜひ正しい風水を日常に取り入れてみてください。
風水鑑定の実例はこちらをごらんください。
伝統風水師秀山