四神相応(ししんそうおう)という、地理風水でのパワースポットとしての条件は比較的わかりやすいです。
じつは、それ以外にもパワースポットを作っている条件がいくつかあります。
・平地龍(へいちりゅう)=平地にぽつんとある山や起伏
平地龍は、都会でも いろいろなところに存在します。
でも、とても使い方が難しいのです。
多くはてっぺん(トップ)を使いますが、逆に騎龍(きりゅう)といって、良くない風水になる場合も多いのです。
騎龍(きりゅう)の代表的なのが、私の地元にある岐阜城です。
龍の てっぺんに乗っかっている状態を、騎龍(きりゅう)といいます。
ちなみに、岐阜城の城主になった武将たちで、一人だけをのぞき、10人以上が非業の死をとげたと言われています。
龍脈(りゅうみゃく)の上に乗っかっていて、暴れる龍の背中にしがみついている状態です。
しかも、周りに守る護砂(ごさ)となるものが、何もないのです。
これでは、城主は短命となってもしかたがありません。
しかし、平地龍は山だけではなく、起伏も平地龍となっています。
たとえば東京でしたら、白金台・麻布・青山・松濤などですが、ほとんどが高級住宅地になっています。
その他、北海道の円山も 平地にある龍の代表です。
近くには北海道神宮もあり、丸山墓地として陰宅(お墓)に用いられていて、とても良い墓所となっています。
もしあなたが、ビジネスで成功したいとお考えなら、平地龍にある立地を探すのは とても有効です。
ただし古典にもこのように書かれています。
「平地龍は口を開かず、神様でも手を付けるのがむずかしい」
ですので、周りの建物や状況を良く把握し、繁栄している方が多い場所を選ぶのがまちがいがありません。
そして条件としては、水を得ていなければなりません。
つまり、川などの水に平地龍が出会わなければ、良い条件とはなりませんので注意して下さいね。
伝統風水師秀山